そういう意味では、迷うことがない代わりに自由度が低いKindleのインターフェースと似ているといえば似ている。
で、この日は原稿書きに加えてイベント取材もあったので、さっそくKindleを持ち出して取材を試みる。移動中は「乗換NAVITIMEタブレット版」と「気象ライブフリー」が役立ってくれた。特に乗換案内アプリは、なかった頃どうやって移動していたっけ? というくらいに生活に馴染んでいる。今のところめぼしい乗換案内アプリがこれしかないので、Androidアプリストアには早急な拡充を求めたい。
さて、普通、イベント取材では、
- カメラで撮影
- ボイスレコーダーで録音
- 概要をメモ
という3つの作業が必要になるのだが、今回はそれをすべてKindleでやってみようというわけだ。
……なのだが、ここで気づく。Kindle、カメラついてないじゃん!
いちおうフロントカメラはあるにはあるのだが、これはSkypeなどのフェイスチャットで使うためのもので、液晶とカメラが同じ方向を向いているため、取材では使えない。Kindleの液晶をイベントステージに向けている記者とか怪しすぎてつまみ出されるだろう。それ以前に画素数やらの性能が低すぎて記事に使えるレベルの写真は撮れないし……。
ということで、撮影はあきらめて一眼レフに任せ、Kindleでは「簡単ボイスレコーダー」を使っての録音に役立ってもらうことにした。……念のため、いつも使っているちゃんとしたボイスレコーダーでも録音しておく。いつもはボイスレコーダーがメインでiPhoneの録音アプリがサブなんだけど。
録音をしながら今度はDocuments To Goを立ち上げ、メモをとる。Documents To Goはオフィスファイルの編集・閲覧ができるアプリで、フルパッケージは少々高価なのだけど、あるとかなりの作業ができるので便利だ。ちなみに閲覧だけなら最初からインストールされているOfficeSuiteでも可能である。