なんだかんだと、なかなかやるじゃないか。というのがここまでの感想だ。だが、ここから先に改善の余地がいくつか見つかってしまった。
手動でルートを再設定し、しばらく歩いて、右折ポイントに差し掛かったときに、先ほどなった「ポーン」というエフェクト音が今回は鳴らなかった。
鳴らなかったというのは、正確な表現ではないのだが、鳴ったのは、右折してしばらくしてから。iPhoneのGPSにはある程度誤差が生じるので、このあたりはアプリの問題ではないかもしれないが、戸惑いを覚えてしまった。
そして、指示されたとおりに歩いていくと、今度は「ルートから外れました」と音声案内が。「これはおかしい。何がいけないのだ」と原因を探ってみたところ、おそらく、ルート案内自体は道路を基準にして行われているようで、大通り(6車線)脇を歩くと、基準からずれることになり、その結果としてルートから逸れたと案内されてしまうらしい。自分の進路が正しいか否か、このあたりはAR機能に頼るだけではなく、通常のマップもあわせて参考にしながら使ったほうがよさそうだ。
そんなことを感じながら、しばらくして目的地付近に到着。そのポイントでは「目的地周辺です」と表示された。この辺りはなかなか親切なつくりだと思える。
さて、いくつか改善点はあると感じた「MapFan eye」。アプリの評価については、AR機能のウェイトをどうみるかになりそうだ。AR機能だけをみれば、100点とはいえないし、AR機能を補助的なものとしてみれば、合格だろう。通常の俯瞰したマップを使えば、AR機能の至らないところもカバーできるからだ。
そして、今回は挑戦していないが、地下鉄から地上に出た際に、方向、方角がわからなくなったようなときに、このアプリのAR機能を利用すれば、正しい方向が一発でわかるだろうし、超お役立ちシーンがあるように思う。
とにもかくにも、便利なアプリであることは間違いない。ダウンロード無料なので一度使ってみてはいかがだろうか。