素早く手を動かすと……おお! 動いた動いた! 画面が動いた!
なんだろうこの達成感は。やっていることは指で画面をなぞるのとまったく同じことなのだが、いつもと違うやり方をするだけで何だか不思議な高揚感があるのだ。
しかし、なぜ手をかざして動かすだけでタッチと同じ操作ができるのだろう。
その秘密は、ディスプレイ上部の赤外線センサーにある。このセンサーが手の動きをキャッチして、「右から左」「左から右」「上から下」「下から上」「ワイプ(上下・左右の往復)」「カバー(センサーを手で覆う)」という6種類の動きを読み取ってくれるのだ。
来たよ、未来!
ちなみに、この動作で可能な操作は次の通り。
- 次の写真を見る
- 次の曲に進む
- ワンセグのチャンネルを変える
- ウェブページをスクロールする
- ワンセグ/音楽の音量を調整する
- スピーカーフォンの音量を調整する
- 電話に出る
- 新着メールを閲覧する
- おはなしアシスタントを起動する
- ウェブページのブラウザを閉じる
- 音楽を一時停止/終了する
- 利用中の機能を終了する
かなりたくさんの操作に対応している。マスターすればなかなか見た目にかっこよさそうだ。
……とはいえ思い通りにスイスイ動かせるかというと、まだ検知から動きまでの一連の流れには物足りない部分が多い。コツとしてはサッと素早く手を動かすこと。慣れるまでは多少難しいかもしれない。
用途に関しては、手が離せないような状況、たとえば女性だとネイルをしながら、男性だと整髪料で髪を整えたりしているようなとき、そんなちょっとしたシーンで活躍してくれるのだ。もちろん、ポテトチップスを食べながら、スマホのディスプレイを汚すことを気にせず、ネット巡回したりすることもできる。
さらには、手袋をしながらでも操作ができるので、これからの季節に、出先でちょっとした操作ができるのは、ポイントが高いのではないだろうか。