製品にはmicro USBケーブルが同梱される。PCやUSB ACアダプターと接続して充電することが可能だ。また、側面にはAUDIO IN端子を搭載している。別売のオーディオ接続コードを利用すれば、Bluetoothの機能をもたない音楽プレイヤーと有線接続して音楽を楽しむこともできる。

側面には受話ボタンのほかボリューム調整ボタン、micro USB端子などを備える。別売のオーディオ接続コードをAUDIO IN端子に有線接続し音楽を楽しむことも可能

製品には付属品としてmicro USBケーブル、キャリングポーチ、クイックスタートガイドなどが同梱される

使い勝手は?

本製品の最大の特長とも言えるのが、NFC技術による「ワンタッチ接続」機能だ。これは対応するスマートフォンをSRS-BTV5にタッチするだけでSRS-BTV5の電源がONになり、Bluetooth接続が完了するというもの。NFC搭載スマートフォン、または一部のおサイフケータイ搭載Androidスマートフォンで利用できる。

タッチするだけでペアリングが完了し、すぐに音楽を楽しむことができる

Bluetooth接続の切断も同じく、タッチするだけで完了する。SRS-BTV5の電源は一定時間が経過すると自動でOFFになる仕様。したがって利用する際、電源スイッチをON/OFFする手間が省ける。なお本製品は、4台までの機器をペアリング可能なマルチペアリングに対応する。また音楽再生機器(A2DPプロファイル)と通話機器(HFPまたはHSPプロファイル)には、それぞれ1台ずつ同時接続可能。NFCを搭載した別のスピーカーやヘッドセットと併用する場合も、ワンタッチで接続を切り替えて使えるので利便性が高い。

ソニーからは専用アプリケーション「NFC簡単接続」が提供されている。Google Playから無料でダウンロードできる

SRS-BTV5で実際に音楽を再生してみたが、音の立ち上がりの良さ、音質の良さに感心した。予想していた以上に大きな音量も出た。高音のみが強調されて耳障り、あるいは低音がこもってモゴモゴしているなど、安価なスピーカー製品にありがちな音像とは一線を画しており、高音と低音のバランスがとても良かった。しばらく音を流し続けてエージングさせれば、また印象も変わってくるだろう。そのあたりも楽しみである。

軽量でコンパクトなので、どこへでも持って行ける。そして音が360度全方向に拡散される構造になっているので、複数人で音楽を楽しめる。例えば友人と旅行やキャンプに行った際などに持っていくのも良いだろう。また既述の通り、NFCによる接続の簡便さも特筆される。音楽を聞きながら帰宅したときは、まずはスマートフォンを本製品に軽くタッチする。そうすれば、音楽の続きをシームレスに楽しめるわけだ。小さく置き場所に困らないというのも本製品の強み。同梱されるポーチに入れたままの状態で音楽を聞くこともできる。スピーカーの設置が困難な場所でも、壁掛けなどの方法により利用可能だ。このように様々なシチュエーションで活躍が見込める本製品。1台持っておいて、損はないだろう。

(記事提供: AndroWire編集部)