続いて「AnTuTuベンチマーク 2.9.4」を試した。こちらも総合的なベンチマークアプリも見てみよう。

■AnTuTuベンチマーク 2.9.4
RAMのパフォーマンス 2834
CPUの整数性能 4834
CPUの浮動小数点演算性能 3582
2D描画 298
3D描画 1248
データベースのIO 560
SDカードの書込速度 150
SDカードの読込速度 196
スコア 13702

やはりこちらも全体的に高スコアとなり、CPUの高数値が目立った。

さらにマルチプラットフォーム対応のプロセッサベンチマークアプリ「Geekbench 2」でも検証してみた。同アプリは、プロセッサとメモリのベンチマークが可能だ。

■Geekbench 2
整数演算スコア 1769
浮動小数点数スコア 3032
メモリスコア 1406
ストリームスコア 767
Geekbenchスコア 2038

結果はいずれのスコアも高く、やはり高いパフォーマンス結果となった。

この通り、複数のベンチマークを試してみたが、結果は良好。特にプロセッサの性能向上が特に目を引いた。既存のAndroidスマートフォンの中でもパフォーマンスはトップレベルと言っていいだろう。

ブラウザベンチマークで検証

続いてWebブラウザの検証もしてみた。実施したのはJavaScriptの実行速度を計測する「SunSpider 0.9.1」と「Kraken JavaScript Benchmark(version 1.1)」。使用したのは標準ブラウザだ。

■SunSpider
Total 1017.9
3d 158.1
access 74.4
bitops 51.3
controlflow 9.6
crypto 82.1
date 136.7
math 59.8
regexp 58.3
string 387.6
■Kraken JavaScript Benchmark(version 1.1)
Total 14940
ai 1616
audio 5785.9
imaging 3795.6
json 1076.9
stanford 2664.8

続いてHTML5に関して検証してみた。実行したのは「C5Bench」と「Peacekeeper」の2種類。

■C5Bench
Score 2629
■Peacekeeper
Total 819
HTML5 Capabilities 2/7

Webブラウザのベンチマークテストにおいても、GALAXY S III αは高いパフォーマンスを実現した。実際に使ってみるとわかるが、ストレスのない使い勝手を実現している。

ベンチマークはあくまで数字的な指標ではあるが、GALAXY S III αは、その結果の通りだ。滑らかに動作し、アプリの動作も軽快で、スマートフォンとしての使いやすい製品に仕上がっている。

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