こちらが本命? NUCベアが登場

今週もIntelの「Next Unit of Computing(NUC)」関連の新製品が続々登場。先週はマザーボードのみ先行して投入されていたが、今週は初のベアボーンPCが発売となっている。「DC3217IYE」「DC3217BY」の2モデルで、大きさは116.6×112×39mmというコンパクトサイズ。価格はそれぞれ、27,500円~30,000円前後、30,500円~33,000円前後だ。

これはThunderbolt搭載の「DC3217BY」。右下に電源ボタンがある

このモデルには有線LANがないので、USB接続の無線LAN等が別途必要になる

先週発売されたマザーボード、「D33217GKE」「D33217CK」をそれぞれ内蔵したベアボーンPC。異なるのはバックパネルのインタフェースと天板の色だけで、搭載CPU(Core i3-3217U)やチップセット(QS77 Express)などの仕様は共通だ。SO-DIMMのメモリやmSATAのSSDは付属しないので、別途用意する必要がある。

製品には、VESAマウンタやACアダプタ(65W)が付属するが、なぜかACアダプタから先の電源コードは同梱されていないため、これについては別途用意しないといけない。ちなみにPC DIY SHOP FreeTでの価格は500円だ。とはいえ、マザーボード単体との価格差は1,500円~3,000円しかないので、ベアボーンPCのお買い得感は非常に高いと言える。

ACアダプタとVESAマウンタが同梱。ディスプレイの裏側にも設置可能だ

同梱のACアダプタの出力は19V/3.42A。電源ケーブルは付属しない

ところで、この製品のもう1つ注目すべき点は、製品を購入して箱を開けたときに、Intelのいつものあのサウンド(正式には「Intel bong」と呼ぶらしい)が流れること。このためだけにわざわざセンサー内蔵の電子基板が用意されており、どうしてここまで…と思わなくもないが、これ欲しさに買う人もいるかもしれない。

製品パッケージ。DC3217IYE(左)が黒、DC3217BY(右)が赤と、天板の色も違う

箱の部分にデバイスが埋め込まれている。引き出されるとサウンドが流れる

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