ソニーが発売したヘッドセット「MDR-1RBT」は、臨場感あふれる音楽が高音質で楽しめるハイエンドユーザ向け製品だ。NFCを搭載しており、対応するスマートフォンとのペアリングやBluetooth接続がワンタッチで完了できるのが特長のひとつ。ヘッドホン部に搭載されたマイクにより、ハンズフリー通話をすることも可能だ。本稿では製品の使い心地をお伝えしていきたい。

高音質な音楽がワイヤレスで楽しめるステレオヘッドセット「MDR-1RBT」。質量は約297g(内蔵充電池含む)

外観をチェック!!

高級感ある製品箱を開けると、フラットな形状で収納されているMDR-1RBTがお目見えする。耳に当たる部分には低反撥ウレタンフォームを立体的に縫製したイヤーパッドを採用しており、触り心地がとても良い。イヤーパッドは内側に倒れ込む構造。これにより耳を包みこむような装着性と高い気密性を実現している。

本製品はヘッドホン部に採用したスイーベル機構により、フラットな形状で収納することができる

密閉ダイナミック型のヘッドホン部には、低反撥ウレタンフォームを縫製したイヤーパッドを採用。つけ心地が良く、かつ音漏れの低減も期待できる

頭頂部に当たる部分もふわふわと柔らかい。本製品では、インワードアクシスストラクチャーと呼ばれる独自のハンガー構造を採用することにより、装着安定性の向上も実現しているという。

頭頂部に当たる部分にもイヤーパッドと同じ柔らかな素材を採用する(写真左)。設計にも装着感を向上させる工夫が施されている

内蔵リチウムイオン充電池により音楽再生、通話ともに連続で30時間の利用が行える。待受時間は最大で200時間。充電は付属のmicro USBケーブルでPCと接続して行う。空の状態から満充電までにかかる時間は約6時間。なお、別売でUSB充電AC電源アダプターAC-U501ADも用意されている。また、バッテリー切れの際にも付属の接続コードを使えば通常のヘッドホンと同じように使用できる。

左のイヤーパッド側面にはヘッドホン端子、micro USB端子などを備える(写真左)

充電はPCと接続して行う(写真左)。バッテリー切れの際にも、付属の接続コードを使えば通常のヘッドホンと同じように音楽を楽しめる

有線で使用した場合の再生周波数帯域は4Hz~80,000Hzで、Bluetooth使用時は20Hz~20,000Hzとのこと。実際に聞き比べてみたが、それほど音に大きな違いは感じられなかった。