「Clear Audio+モード」は、音質設定をワンタッチで設定できるというもの。また「Clear Phase」を利用すれば、楽曲を再生するだけでXperiaの内蔵スピーカーに最適な音質に自動調整される。そのほか、曲ごとの音量レベルを自動調整する「ダイナミックノーマライザー」も搭載。これにより、複数のアルバムをシャッフル再生させた際にも音量の大小を気にしなくて済む。
スモールアプリの魅力
本端末にはスモールアプリと呼ばれる新機能が搭載された。これは電卓、タイマー、メモ帳などがポップアップ画面で起動できるマルチウィンドウ機能。これにより、例えば電卓で計算を行いながらオフィス文書を作成したり、メモ帳で住所を確認しながらGoogleマップで目的地周辺を検索したり、といったことができるようになる。
スモールアプリはPlayストアから対応アプリを拡充できる仕様になっており、今後の展開にも大きな期待がもてる。ちなみに原稿執筆時点ではソニーモバイルコミュニケーションズから「単位コンバータ」ほか3アプリが、サードパーティから「WebView for small app」が提供されているのが確認できた。
下り最大100Mbpsのサービスも利用可能!!
NTTドコモでは11月16日から、LTEサービス「Xi」において下り最大100Mbps(上り最大37.5Mbps)の大容量高速通信の提供を開始した。詳細はマイナビニュースの別稿で確認できる。これは1.5GHz帯の周波数を利用したもので、このXperia AXを含む2012年冬モデル全機種で利用可能となっている。対応地域はまだ限られており(東名阪など大都市への対応は14年春になる見込み)、今後のエリア拡大に期待したいところだ。
Wi-Fiテザリングによる同時接続可能台数は10台まで。試しに週末の喫茶店でタブレット端末1台、スマートフォン2台をテザリングで同時接続してみたが、通信状態は非常に良好でストリーミング動画も途切れなく楽しめた。また、その後Xperia AXを介して別の端末をインターネットにつなぎ続けた。6時間ほど経過したところでXperia AXを確認したところ、利用前には96%だったバッテリ残量は28%まで減少していた。もっとも、これらのデータは電波状況など利用環境に大きく左右されるものなので、あくまでも一例として参考程度に考えてほしい。
(記事提供: AndroWire編集部)