NTTドコモから16日に発売が開始された「Xperia AX SO-01E」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)は、2012年冬モデルの最新Androidスマートフォンだ。ワンセグやおサイフケータイ、防水など日本市場向けの機能をすべて網羅するほか、NFCやテザリングなどにも対応する。また、携帯音楽プレイヤー"ウォークマン"さながらの高音質・高機能で音楽が楽しめるWALKMANアプリケーション、有効約1,300万画素の高感度CMOSカメラ、下り最大100Mbpsの大容量通信や、「スモールアプリ」と呼ばれる独自のマルチウィンドウ機能なども大きな魅力となっている。本稿で詳しく紹介していこう。

11月16日に発売したXperia AX SO-01E。AXには「進化した(Advanced)Xperia」という意味が込められている

アークフォルムが復活!!

本端末は、約4.3インチHD(1,280×720ドット)ディスプレイを搭載するモデル。プロセッサーには1.5GHzのデュアルコアCPU「MSM8960」を採用している。デザイン面では、アークフォルムが復活。すなわち背面が弧状に湾曲しており、ボディラインが非常に美しい。本体サイズは約W65×H129×D10.8(最薄部8.7)mm / 重量は約120g。これだけのハイスペックでありながら、この薄さと軽さは驚異的ですらある。

約4.3インチHDディスプレイを搭載。デザイン面ではアークフォルムが復活した

背面が湾曲しており、ボディラインが非常に美しい

ディスプレイ上面にはNTT docomo Xiのロゴを、下面にはSONYのロゴを配置する。本端末はディスプレイ面と本体部分を数mmずらすElevated Elementと呼ばれる構造を採用しており、これにより正面からも本体色が確認できるようになっている(写真を参照)。背面は非常にすっきりとした印象。歴代Xperiaシリーズのシンボルマーク的存在でもあったソニー・エリクソンのコーポレートロゴもなくなった。これについては個人的には、若干の寂しさも感じる。

ディスプレイ上面にはNTT docomo Xiのロゴを(写真左)、下面にはSONYのロゴを配置(写真右)。Elevated Element構造により、正面からも本体色が確認できる

カラーヴァリエーションはブラック、ホワイト、ターコイズ、ピンクの個性的な4色で展開する

ディスプレイに採用されているのは、解像度が向上しさらに見やすくなった約4.3インチHD Reality Display。注目したいのは、新開発の技術によりセンサー層を省くことに成功した点。これにより従来製品「Xperia acro HD」と比べて約20%の薄さを実現したほか、タッチパネルの精度が増し、さらには反射の低減により外光下での見やすさも向上している。そのほかコントラスト、シャープネス、ノイズリダクション、カラーマネジメントなどに効果を発揮する「モバイルブラビアエンジン 2」もバージョンアップして新搭載する。