――自分たちの曲を演奏してみて、普段のスタジオ練習と比較してみていかがでしたか?
Siznaさん:「アンプから音が出ていないので、音の広がりが少ない感じはしました。でも、ギターとかパート部分を練習する場合には、家でCDを流して合わせるより、実際のバンド練習の時のような大きな音で練習できるからいいですね」
Ivyさん:「演奏する前は正直、カラオケでバンドなんて電子音的なペラペラした音なのかなと思っていたんですけど、ベースは全然問題なく、深い音が出ていたので、これからはカラオケがスタジオになりそうです(笑)」
Soanさん:「確かに、1人で練習するとかライトな感覚で演奏する時は良いかもね」
――今後、「JOYSOUND f1」にあったらいいなと思った機能はありますか?
Sizna:「メトロノームかな。他の楽器と合わせる時にリズムがもっと取りやすくなると思いますね。」
――スマホのアプリにも「ギタナビJOYSOUND」があって、メトロノームが入っているので、合わせて使うこともできますよ。
Ivyさん:「俺は、シュミレーターのような本物のアンプの音が再現できる機能があればいいと思う」
Soanさん:「俺は機械オンチなんで(笑)一般の人向けには、あまり凝りすぎたプロ仕様になるよりも、カラオケに来たらそれなりのプレイできちゃうような、さらにシンプルな機能になれば良いんじゃないかな」
――他にも演奏を動画付きでレコーディングしてアップロードもできる「うたスキ動画」という機能もあるんですよ。
Siznaさん:「学生の頃とかはコンポとかで音を流して弾いて、ラジカセで録音して、後で聴くみたいな超アナログな方法しかなかったら、それは便利だと思う」
――他の人がアップした動画に最大5ユーザーまでコラボレーションが可能なんです。
Soanさん:「じゃあ、まったく知らない人とバーチャルセッションもできるってことか」
Ivyさん:「僕らの曲もファンの子たち同士でコラボしていたら、面白いね」
Siznaさん:「それは嬉しいね」
通信カラオケが誕生して20年。本人映像、採点ゲーム、録音機能など、カラオケ文化は進化しつづけている。そんな中で、「JOYSOUND f1」は、「歌をうたう為に伴奏を提供する」というカラオケの概念を取っ払ってしまった。
「カラオケで楽器を練習する」と聞くと、まだ違和感がある人も多いだろう。しかし、近い未来には、それが普通になっていくかもしれない。今回の取材で、筆者はカラオケの魅力と可能性に、改めて気づかされた。
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合コン2,000回以上の経験者・絵音が語る「カラオケ合コン必勝法」
Moran
New Single『 Eclipse 』発売中
2013年02月20日(水)発売
1st Full Album ReleaseMoran Anniversary Oneman Live「この世の果て」
2013年03月09日(土)新宿BLAZE