ARROWS X F-10Dの発熱問題について
質疑応答には同社執行役員常務の大谷信雄氏、執行役員の高田克美氏、ANT代表取締役社長の坂田稔氏が記者団の質問に回答した。
アップルやサムスン電子など、海外メーカー勢にはどのように対抗していくか、について大谷氏は「日本メーカーがスマートフォン市場において出遅れたのは事実だが、技術面ではもう追い付いたと自負している。当社としてはヒューマンセントリックエンジンに代表されるような、日本らしい繊細な技術などを応用することで、グローバルメーカーに対抗しシェアを挽回していけると考えている」と回答。海外戦略については、現在検討中だという。
2012年夏モデルの「ARROWS X F-10D」では、「発熱により機能制御がかかる」「バッテリ容量のわりにもたない」といったユーザの悪評がインターネット上で散見されたが、新製品では問題は改善されているのか、という質問に高田氏は「ご指摘の内容は当社でも認識している。今冬モデルではバッテリの大容量化、液晶バックライトの効率化をはかりバッテリをもたせるとともに、発熱の問題に関しては熱拡散を助ける特殊な材料を採用している。これにより、局部的に熱くなるといったことはなくなる」と回答した。
EXILEがARROWSの魅力を語る
質疑応答の後、商品キャラクターに採用されているEXILEのメンバーが登場。新CMを紹介するとともに、今冬モデルの魅力について語った。
富士通の端末ではおなじみとなったヒューマンセントリックエンジンだが、今冬のARROWS新端末にも標準搭載されている。スマートフォンの誤動作を防ぐ「うっかりタッチサポート」について、TAKAHIROさんは「気の利いた機能だと思います。自分は手が大きくてコンプレックスに感じることもあるんですが、違うところを触ってしまっても誤動作しないので、とてもありがたく思います」とコメントした。
KENCHIさんは、新CMで「戻ってシェイク」機能についてアピールしている。同機能は、端末を振ることで画面の向きが最適化されるというもの。KENCHIさんは「リビングで寝転がっても使える。多くのお客さんに、気に入ってもらえる機能ではないかと思います」と語った。
ユーザの年齢に合わせて、画面の色味を補正する「あわせるビュー」についてKEIJIさんは「高齢の方にも優しい機能ですよね」と回答。新CMについては「出来上がったCMを見たらみんな格好良かった。とても良いCMになったのでは」と笑顔で語った。
新端末で早速ゲームを楽しんでみたというTETSUYAさんは「クアッドコアCPUにより処理が速く、ゲームもとても快適だった。どこまで頭が良くなっていくんだろうと思います」と感想を語った。