納得の高性能、SSDも非常に高速

実際に各種ベンチマークソフトを利用してパフォーマンスを測定してみよう。ゲームやグラフィックス系のベンチマークスコアを見てみると、発売から少し時間の経ったタイトルや、負荷の軽いものであればフルHD解像度でも十分に楽しめるし、それ以外のタイトルでも解像度や設定を選べば、実用的なフレームレートでプレイ可能なレベルと考えられる。一般的なオンラインRPGであれば、ストレスを感じることなく快適に楽しむことが可能だろう。

BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 91.4fps
1920×1080 57.9fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 2420
High 1397
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P9997
GPU SCORE 8809
CPU SCORE 16789
3DMark Vantage 1.1.0 GPU SCORE
1280×720 12263
1920×1080 5956
CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 4291(3分26秒)
Multiple CPU 16465(0分53秒)

Windows 8で最高スコアが従来の7.9から9.9へと引き上げられた、Windowsエクスペリエンスインデックスでは、グラフィックスが6.7以上、CPU関連が7.4以上と良好な数字を出しており、さらにストレージは8.1と一層高いスコアを示している。SSDの性能を確かめるため、CrystalDiskMarkを利用して性能を測定してみたところ、シーケンシャルリードで464.9MB/s、4Kランダムリードで28.43MB/sと非常に高速なアクセススピードを得られていることがわかった。実際にOSの起動を始め、大容量の圧縮ファイルの展開や、ベンチマークソフトのインストール作業なども素早く行うことができ、本機においてはテストで得られたスコア以上に高い快適さを体感することができた。

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア。バランス良く高性能で、特にストレージのパフォーマンスが光る CrystalDiskMarkで測定したSSDのアクセススピード

そのほかの特徴としては、左側面にUSB 3.0×3ポート(1ポートはeSATA兼用)、右側面にUSB 2.0×1ポートの計4ポートを備え、ディスプレイ出力はHDMIとアナログRGBの2系統を装備するなど、周辺機器との接続性も高いことが挙げられる。また、本機のサウンド機能は「THX TruStudio PRO」の認定を受けており、底面のステレオスピーカーは小型ながら広がりのある豊かな表現が可能となっている。

左側面。左からアナログRGB出力、有線LAN、USB 3.0×2、HDMI出力、eSATA/USB 3.0兼用ポートが並び、SD/メモリースティック対応のカードリーダーも装備する 右側面にはマイク、ヘッドフォン、S/PDIF出力、USB 2.0の各端子と光学ドライブを搭載
タッチパッドとキーボードの手触りも良好

据え置き型ノートPCは各社から多数の製品が登場する激戦区だが、この価格帯で大画面とツインドライブの快適性を実現した機種はまだ多くない。BTOオプションで好みのスペックを作り上げ、ワンランク上の快適さを味わってほしい。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 LB-D721S-SH
ディスプレイ 17.3型フルHD光沢液晶(1920×1080)
CPU インテル Core i7-3630QM
メモリ 16GB PC3-12800 DDR3 SO-DIMM
SSD 120GB インテル520シリーズ
HDD 1TB SerialATAII
チップセット モバイル インテル HM76 Express
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GT 650M
OS Windows 8 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN
インタフェース USB 3.0×3、USB 2.0×1
サイズ W413×D277.5×H17.1~41.5mm(折り畳み時)
重量 約3.2kg
バッテリー駆動時間 約3時間
価格 99,750円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2012/11/20(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/G-Tune