インタフェースは左側面に集中 - 動画再生も鮮やかに
普段よく利用するインタフェースは左側面に集められている。背面にはHDMI入力ポートもあり、ゲーム機等を接続してこのマシンのディスプレイで遊ぶことも可能だ。
背面の上部には通風口が設けられているが、排気はほぼ後ろに向かって吹き出す。ディスプレイ上に向かって吹いているわけではないので、ユーザーがこの排気を感じることはほとんどないだろう。背面スタンドは15度で一度固定され、そこから30度まではフレキシブルに調整することができる。
付属キーボードはアイソレーションタイプで、キータッチは軽め。テンキーつきながらコンパクトにまとまっている。配列に変形はなく、カーソルキーも使いやすい配置だ。マウスは3つボタンで、キーボードとともにワイヤレスとなっている。
製品にはリモコンが付属。テレビ機能の利用や、映像・音楽鑑賞など画面から離れてのAV機能利用に活躍する。
美しい表現のフルHDディスプレイでテレビも満喫
テレビ機能は、地上・BS・110度CSデジタル対応のチューナーを2つ搭載した「W録」対応で、視聴・録画ソフトは「Qosmio AV Center」を使用。光学ドライブはBDXL対応のBDドライブを搭載している。内蔵HDDも2TBと大容量で、録画環境もかなり充実している。
実際に映像を見てみると、映像にカクつきも出ず、非常に鮮やかだ。発色の良さや画面の輝度など、本機はスペック以上に映像がきれいに感じられる。光沢仕様のグレアディスプレイではあるが、映り込みやギラつきはさほど感じられなかった。
まとめ - ゲーム以外の家庭利用には十分すぎるスペック
「dynabook REGZA PC D712」には2つのラインアップがあり、今回試用している「D712/V7GM」は上位モデルだ。
こちらはプロセッサにCore i7-3630QMを採用しているのに対して、下位モデルとなる「D712/V3G」シリーズはCeleron B830を採用するなど、2つのモデルの間にはスペックに開きがある。より快適に利用するならば、上位モデルを選択したいところだ。
ベンチマーク結果は以下表のようになった。
Windowsエクスペリエンスインデックス
プロセッサ | 7.8 |
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メモリ | 7.8 |
グラフィックス | 6.5 |
ゲーム用グラフィックス | 6.5 |
プライマリハードディスク | 5.9 |
PCMARK7
スコア | 3858 |
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グラフィックス機能がCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000のため、最新の3Dゲームを快適に遊ぶのは厳しいと思われたが、スコアもそのような結果となった。
しかし負荷のかかる処理が必要なゲーミング以外の用途、例えば自室でブルーレイディスクの映像を見る、短い映像を編集する、ドキュメントを作るといった作業には何の支障もないはずだ。フルHDの美しい画面で快適に作業できるだろう。
印象的なカラーのモデルをリビングや一人暮らしの部屋に置いてみたいという方は、ぜひこのマシンに触れてみて欲しい。
dynabook REGZA PC D712/V7GM | |
Intel Core i7-3630QM(2.40GHz) | |
Mobile Intel HM76 Express | |
8GB | |
約2TB SATA HDD | |
BDXL対応ブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチドライブ機能対応) | |
Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) | |
21.5型ワイド液晶(1920×1080ドット) | |
10BASE-T×1/100BASE-TX/1000BASE-T、IEEE802.11a/b/g/n | |
ブリッジメディアスロット×1(SD/SDHC/SDXC、miniSD、microSD、マルチメディアカード) | |
USB 3.0ポート×2、USB 2.0ポート×4、HDMI入力ポート×1、ヘッドホン出力ポート(3.5mmステレオミニジャック)×1、マイク入力(3.5mmステレオミニジャック)×1、アンテナ入力(同軸コネクタ)×1 | |
約100万画素 | |
地上・BS・110度CSデジタル放送対応TVチューナー×2 | |
W522×D174×H388mm(最小傾斜時)~H356mm(最大傾斜時)、約6.5kg | |
Windows 8 64bit | |
179,800円前後 |