東芝の21.5型液晶一体型PCの新モデル「dynabook REGZA PC D712」は、新デザインを採用したAV機能重視のPCだ。今回は大容量HDDとBDドライブに加え、W録画対応のテレビ機能を搭載した上位モデル「D712/V7GM」を試用した。
■主な仕様 [製品名] dynabook REGZA PC D712/V7GM [CPU] Intel Core i7-3630QM(2.40GHz) [メモリ] 8GB [ストレージ] 約2TB SATA HDD [光学ドライブ] BDXL対応ブルーレイディスクドライブ [グラフィックス] Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) [ディスプレイ] 21.5型ワイド液晶(1920×1080ドット) [テレビ機能] 地上・BS・110度CSデジタル×2 [OS] Windows 8 64bit版 [店頭価格] 179,800円前後
新デザイン&新カラー採用の一体型PC - 丸みのあるデザインと珍しいボルドーカラー
同社のデスクトップモデルの中で、下位モデルに位置付けられる本シリーズの中で、CPUにCore i7を搭載して新登場した上位モデルが本機「dynabook REGZA PC D712/V7G」だ。2012年秋冬モデルとして新たにWindows 8を搭載した。
ディスプレイサイズは21.5型ワイドで、フルHDに対応。筐体の大きさと比べるとやや小型にも思える2本脚の間は395mm程度だが、付属キーボードもコンパクトなサイズでしっかりとここに収まる。
筐体のエッジ部分は丸く加工されており、側面から見ると、下に向かって幅が広がる形状になっている。全体的にやわらかい雰囲気のあるデザインだ。
面白いのはカラーリングのラインナップだろう。一般的にデスクトップPCと言えばブラックやホワイトのカラーが多く、このモデルにもリュクスホワイトという同社お馴染みのカラーはある。しかし、全3種類の残る2カラーは、ダークグリーンとメローボルドーだ。赤はともかく、緑系のカラーというのはかなり珍しいのではないだろうか。
今回試用している「D712/V7GM」のカラーはメローボルドーだ。赤というカラーはそれほど珍しくないが、ボルドーというだけあって赤というより、少し墨を混ぜたような赤紫で、珍しい色合いとなっている。
メローボルドーのカラーは本体下部と側面部のみで、ディスプレイベゼルと脚部、本体背面は光沢のある黒になっている。付属のマウスやキーボードも黒だ。ボルドー色自体は落ち着いたトーンであり、全体としてさほど派手な印象はない。
白や黒ではつまらないが、派手すぎる色もインテリアから浮き上がってしまう、と考えている人にぴったりの色なのではないだろうか。渋めのインテリアによく馴染みそうな色合いだ。
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