過去にテレビドラマや映画で実写化されている眉村卓の同名小説を、現代の中学校を舞台に新しい解釈で描いたアニメーション映画『ねらわれた学園』が、11月10日から全国公開される。そこで、涼浦ナツキ役で映画では初の主演声優を務めたアイドルグループ・AKB48の渡辺麻友に話を聞いた。
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――アフレコを振り返って、こだわったところはありますか?
「今回演じたナツキちゃんは明るく元気な子なので、ナツキちゃんに近づけるように成り切って演じました。喜怒哀楽が激しく色んな感情を出すので、怒るところや泣くところの演技は結構苦労しましたね。声だけで演技をしなくちゃいけないので、“泣く”のを声だけで表現するのは難しかったです。でも、やりながらウルっとしちゃった場面もありました」
――主演声優のオファーを聞いたときの気持ちを聞かせてください。
「うれしかったです。普通にファンとして声を聞いていた声優の方たちと共演が出来て不思議ですね。でもうれしい反面、不安やプレッシャー、私で務まるのかな?という気持ちはありました。ドラマと違って声だけなので、渇舌は特に気を付けました。家とか移動中に練習してたんですけど、母に相手をしてもらったり」
――ご自分の声の感想はいかがですか?
「いやー、自分で聞いてみてすごい気持ち悪いなって。ショックで完成を見るのが恥ずかしいです……。まだ全部は見てないんですけど、あんまり聞きたくないので自分のシーンは耳をふさぎたい(笑)。でも、また声優のお仕事を頂いたら、是非挑戦したいです。ヨーロッパの貴族とかやりたいな」
――今後、アニメ関係でやりたいお仕事はありますか?
「アニメがすごく好きなので、声優だけじゃなく作るほうのアニメーターさんも気になりますね。大変なんでしょうけど、絵を描くのが大好きなので『描いたらどうなるんだろうな?』っていう。漫画はやったことがあるので、今度は時間に余裕ができればアニメーションに挑戦したい。ストーリーも出来るなら自分で考えたいですね」……続きを読む