PCMark7スコアは3815 - プロセッサ周りのパフォーマンスが向上
新VALUESTAR Nは、プロセッサやTV機能なども、前モデルから順当に進化している。
CPUは夏モデル(VN770/HS6)のCore i7-2670QM(2.20GHz)から最新クアッドコアCPU Core i7-3630QM(2.40GHz)に置き換えられた。それにともないグラフィックスも、Intel HD Graphics 4000になっている。このほか、HDD容量は2TBから3TBに増加している。
参考のためベンチマークソフト「PCMark7」で性能をチェックしてみたところ、PCMarkスコアは3815となった。また、Windowsエクスペリエンス インデックスをチェックしたところ、プロセッサとメモリが7.8、ゲーム用グラフィックスが6.5、グラフィックスとプライマリ ハードディスクが5.9という数値だった。いずれもこのクラスの一体型PCとしては標準的なスコアだが、プロセッサ周りのパフォーマンスは前モデルから着実に向上している。
インタフェース周りは、前モデルと同じくUSB 3.0×2、USB 2.0×5、LAN、IEEE 802.11a/b/g/n、HDMI入力、デュアルメモリーカードスロットなどを搭載している。
また、地上デジタル・BS・110度CSデジタル放送の3波対応テレビチューナーも内蔵。ちなみにチューナーはダブル録画用に2基、電源オンから約2秒でテレビが観られる「ぱっと観テレビ」用に1基の、合計3基搭載されている。
本体左側面には、デュアルメモリーカードスロット、マイク入力、ヘッドフォン出力、USB3.0×2のほか、外部入力切り替えボタンや音量調節つまみなどが搭載されている |
本体右側面には、スロットイン式のBDドライブ、USB2.0、明るさ調整つまみなどが搭載されている |
「ぱっと観テレビ」は夏モデルでは上位機種のVALUESTAR Wシリーズにのみ搭載されていた機能。より購入しやすい価格・サイズのVALUESTAR Nシリーズにも搭載されたのは歓迎できるポイントだ(ただし「ぱっと観テレビ」対応はVN770/JSのみ搭載)。
このほか、テレビ関連ではTwitter連携機能「つぶやきプラス」が進化しているのも今季モデルの特長。テレビ視聴画面の横にTwitterのタイムラインを表示できるだけでなく、各チャンネルに関するツイート量をメーター表示できるようになり、人気番組が視覚的に分かりやすくなっている。
また、新機能「つぶやきシーン検索」も搭載されている。これは、キーワードを入力すると、そのワードが含まれる録画番組のツイートを探しだし、つぶやかれた場面から再生できるというもの。人気番組ほど使いがいがある機能で、話題になったシーンを手早く探せるのが便利だ。
Twitter連携機能「つぶやきプラス」の「つぶやきメーター」機能。各放送局に関するツイート量がグリーンのバーで示されており、人気度が視覚的に分かりやすくなっている |
「つぶやきシーン検索」の画面。キーワードを入力すると、それに関する録画番組のツイートを探し出して表示してくれる。ツイートを選択すると、そのつぶやきに関連するシーンを再生することができる |
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