思うに、記念写真を撮る機会が少なくなるのは、「誰かが撮影役になっちゃうから」とか、「かといって通りすがりの人に頼むのは面倒だし」とか、「若い子たちのように腕を伸ばして自分撮り、なんて恥ずかしいから」とか、「そもそも、それだけのために三脚を持って旅行に行くなんてとんでもない」など、理由が山ほどある。
その点、ZR1000はモーションシャッターに加え、ちょっとしたスタンドまで装備している。つまり、記念写真を撮るためのほとんどの障壁を軽々とクリアしてしまうのだ。これならもっとたくさん、もっと気軽に記念写真を撮りたくなる。
BSモードの「いち押しショット」とモーションシャッターで撮影。連写した複数枚から全員が目を開けている一枚をカメラが自動的に選んでくれる。子どもたちはモーションシャッターの楽しさに大喜び!(オリジナル画像を見る) |
【動画】EX-ZR1000 チルトアップ液晶モニタのUI反転 |
【動画】EX-ZR1000 スタンド展開 |
ちなみに、この液晶モニタを90度チルトアップした状態にすると、昔懐かしい2眼レフやハッセルブラッドのウェストレベルファインダーのように使える。ZR1000を両吊りの速写ケースで首からさげて、いいなぁと思った風景をウェストレベルで撮影すれば、気分はすっかり中判カメラマン。カメラ女子にも大いにうけそうだ。撮影画像サイズで1:1がチョイスできないのが実に惜しい。なお、ウェストレベル状態での撮影は、撮影者が被写体の顔をのぞき込まずに済む。よって、被写体に気負いがなくなり「カメラを意識しない自然な表情」を撮れるはずだ。
イベントの撮影では、ハイアングル撮影で雰囲気を出せる。ZR1000なら脚立も不要だ(オリジナル画像を見る) |
チルト式バリアングルモニタのおかげで、迫力ある構図で撮影可能。担当編集H氏の好みで、左上のフレアをあえて強調してみた(オリジナル画像を見る) |