iPad miniが発売され、世間は大盛り上がりとなっている。すでにiPadを持っていても、iPad miniが気になる、あるいは物欲に負けてすでに購入した、という人は多いはずだ。

しかし、iPad miniはそのままではただの「新しいiPad mini」にすぎない。使い込んで自分色に染めたiPadのデータをどうにかして引き継げないか……そう思っている方のために、本稿ではiPadからiPad miniへデータを移行する方法を紹介しようと思う。

といっても手順自体は非常にシンプルだ。そしてもちろん、どの世代のiPadからでもデータは移行できるので安心してほしい。

新しいiPadとして設定するとデフォルト画面のままだ

まずはiTunesを使ったやり方を説明しよう。

お手持ちのiPadをPCに接続してほしい。するとiTunesが起動するので、ここで左側のメニュー一覧から「デバイス」のところに表示されている自分のiPadの名前を右クリックし、さらに出てきたメニューから「バックアップ」をクリックするのだ。

これで古いiPadのデータがiTunesに同期される。バックアップされるデータはアプリ、音楽、写真など、とにかくiPadに入っているすべてのデータである。データ容量が大きいとそれなりの時間がかかるので、余裕をもって行いたい。あるいは、これを気に不要なデータを削除してしまうという手もある。引越しのついでに掃除をしたくなるのは、現実でもガジェットでも同じというわけだ。

そうこうしているうちにバックアップが終了する。そうしたらiPadをPCから外し、今度は買ったばかりのiPad miniを起動しよう。

設定は後からでも変更できるので、とりあえず進めよう

ユーザー登録の確認などが出てくるが、このあたりはすでにiPadを持っている人なら当然済ませているはずなので、そのまま同意して「続ける」をタップしていけばいい。ちなみに「位置情報サービス」のオンオフなどは後から変更できるので気にせず設定しておけばいい。

先へ進んでいくと、途中で3択が表示される。

  • 新しいiPadとして設定
  • iCloudバックアップで復元
  • iTunesバックアップから復元

ここがポイント

今回はiTunesを使ってバックアップしているので、「iTunesバックアップから復元」を選択しよう。続いてiPad miniをiTunesに接続する。なおコネクタの形がiPad miniと古いiPadでは違っているのでご注意を。

この画面が出たらPCと接続しよう

iTunesに接続すると、次の2択が表示される。

  • 新しいiPadとして設定
  • バックアップから復元

ポイントその2

ここでは当然、「バックアップから復元」を選択する。後は放置しておけばバックアップが完了し、iPad miniには以前のiPadと同じ音楽やアプリや写真が入っているはずだ。この復元作業はバックアップと同じくかなり時間がかかる場合が多いので、余裕をもって行いたい。