また、手書きしたメモを画面に表示したまま、他のアプリを操作することもできる。買い物リストのメモを常に表示して忘れないようにできるほか、メモした電話番号を表示したまま電話アプリで電話をかけるといったことが可能になる。以上の2つの注目機能は、いわゆる「ながら操作」に最適な機能となっていて、一度に複数のことをしたい人には、とりわけ便利だといえるだろう。
カメラ機能と日本語入力をチェック
Optimus G L-01Eは、メインカメラに約1320万画素CMOS、フロントカメラに約140画素CMOSを搭載している。カメラの独自機能としては、「ボイスシャッター」という音声操作ができ、「チーズ」や「スマイル」といった単語を発声してシャッターを切ることが可能。
また、シャッターボタンを押すまでの1秒間に5枚の写真を自動撮影し、ベストショットを提示する「タイムキャッチショット」や動きの速い被写体をきれいに写す「スマートシャッター」、動画撮影の途中で写真を撮れる「ライブスナップショット」といった機能も搭載している。
日本語入力アプリでは、「LG日本語キーボード」のほか、手書き入力の「mazec」が標準搭載されている。LG日本語キーボードは、フリック入力やマッシュルームに対応したキーボードアプリで、テンキーやQWERTYキーボードの左側に記号や絵文字が表示される。絵文字などをすばやく入力できるのに加え、テンキーなどが右側に寄っているため、右手で片手持ちしたときに少ない指の動きで入力できるのが特徴だ。
mazecでは、かなや漢字、英数字を手書きし、変換候補を選択して文字入力ができる。また、手書きした文字を「あとから変換」できるメモアプリの「7notes」も標準搭載している。
デュアルスクリーンやアイコンカスタマイズなども可能
そのほか、Optimus G L-01Eでは、ケーブルなどで接続してTVに画面を出力した際に、TVでは動画を再生して、スマートフォンでは他のアプリを操作できる「デュアルスクリーン」に対応している。また、動画の再生時に画面をピンチイン・ピンチアウトして、特定の部分を拡大・縮小しながら視聴することもできる。
標準搭載されている「LG Smart World」では、アプリやゲーム、動画などのコンテンツを無料でダウンロードできる。また、LGのホームアプリである「ホーム」では、ホーム画面に配置するアプリアイコンのカスタマイズが可能で、アイコンを拡大できるほか、ギャラリーの写真でアイコンを作成してアプリに設定することが可能。なお、ホーム画面を「docomo Palette UI」に設定している場合は、アイコンのカスタマイズはできない。
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Optimus G L-01Eは、クアッドコアCPUを搭載したハイスペックなスマートフォンながら、日本向けの機能や防水にも対応した全部入りモデルだ。さらに、QスライドやQメモといった独自機能や、さまざまなカメラ機能などを備え、幅広い層にとって使いやすい端末だといえる。
スペックとしては、NTTドコモの秋モデル、10月に発表された冬モデルを加えても、最上位端末のひとつとなっており、申し分ないだろう。約4.7インチの大画面で動画視聴やWebブラウジング、SNSを楽しみたい人には特におすすめだ。
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