さて、そのSurfaceだが、Windowsの発売と同時に出荷され、25日の夜には、いわゆる「深夜販売」も行われた。Surfaceは、マイクロソフトストアで販売が行われるのだが、米国のホリデーシーズン(クリスマス前からの休暇シーズン)に合わせ、タイムズスクエアなどにホリデーストアを開設する。このタイムズスクエアのストアを10月26に合わせて開店させ、Surfaceの販売を行ったのである。
タイムズスクエアは、ニューヨークのマンハッタン島の中心ともいえる場所で、米国のニュースなどのイメージ映像などにも使われる著名な場所。ここには、多数の広告用ディスプレイがあり、普段は、さまざまな企業の広告があるのだが、その多くをMicrosoftが借り切った。ホリデーストアのオープンは25日の夜10時に行われ、それにあわせ、タイムズスクエアがほぼWindows一色となったのである。2日ほど前からSurfaceの販売に合わせて並んだ客がいて、当日は、100名以上になった模様。
24時間、地下鉄が動いているニューヨークは、夜中でもこのタイムズスクエアには人通りが絶えない。このため、ホリデーストアのオープニングセレモニーには多くの人がつめかけた。もっもとも、そのうちの何人がWindows 8やSurfaceに興味があったのかはわからないが、イベント的には多数の人があつまり、プロモーションは成功といってもいいだろう。報道機関も多数集まり、ちょっとしたニュースになったようだ。
店舗は、10時に開店してすぐにSurfaceを購入できるが、商品の引き渡しは、26日0時になってからという変則的な深夜販売だった。というのも、米国では、消防法による取り締まりが厳しく、建物には入ることかできる人数が規定されて、それ以上を入れることはできず、誰かが出たら、一人入ることができるという状態になったからだ。このため、店舗はよる遅くまで人の賑わいが絶えなかった。