さっそくスマートフォンで写真を撮ってFacebookやTwitterに投稿してみると、3G/HSDPAで接続されデータ通信の利用は問題なし。実はフロアには携帯事業者の屋内アンテナがあり、ドバイの2つの事業者「Etisalat」と「du」どちらも利用できるのだ。もちろん日本の携帯電話でもローミング利用可能ならば同じくここで使うことができる。

エレベーターを降りればそこは地上452メートルの世界だ

屋内展望台からはドバイの街が360度見渡せる

窓越しに見る下の世界はまるでミニチュアのよう

多くの観光客が興奮している

室内アンテナがあるので携帯の電波が飛んでいる

屋内展望台では下り3Mbps、上り2Mpbsと結構快適だ

屋内のフロアを一回りしたらいよいよ屋外展望台に出てみよう。ウッドデッキの屋外展望台は横幅20~30メートルくらいで、一見するとどこにでもある展望台のように感じられる。だが、ビルの外側に進めばガラス窓の一部が開放されている。そこから下を見ればまさしくここが世界一高い屋外展望台であることを実感するだろう。多くの観光客はそこからカメラを持った手を外に伸ばして記念写真を撮影するなど「世界一の屋外」を思う存分に堪能しているようだ。

いよいよ屋外展望台へ

地上452メートルの展望台から外を見ることができる

窓ガラス越しではない、直接見ることのできるドバイの下界

見上げれば空が青い。ビルの頂上はここからさらに400メートル

さて、屋内では快速にデータ通信を利用できたが屋外ではどうだろうか? Etisalat、du、それぞれのSIMカードを入れたスマートフォンの画面を見てみると、アンテナマークはすぐに「E」表示、すなわちEDGE(128kbps)の2G接続になってしまった。地上からの電波はもちろん届かず、屋内アンテナもガラスで仕切られた屋外では2G接続になってしまうのだろうか。残念ながら屋外では高速な通信環境は利用できないようだ。だが、低速とはいえ通信は可能なので「世界一高い屋外にいるよ」とつぶやくことは十分可能だ。

屋外展望台では残念ながら2G接続

撮影後は屋内に戻ってデータ通信したほうがよいだろう

世界ではまだまだ超高層ビルの建設が続いており、ブルジュ・ハリーファが世界一の座を譲る日もそう遠くないだろう。次は地上何メートルの上空から携帯電話で通話したり、つぶやくことができるようになるのだろうか? 新しい超高層ビルが完成した暁にはぜひ体験したいものだ。

(記事提供: AndroWire編集部)