続いて、先進機能3機種が紹介された。「DIGNO S KYL21」(京セラ製)は、2,520mAhの大容量バッテリが魅力のモデルで、急速充電にも対応。「VEGA PTL21」(パンテック製)は、モーション操作に対応した端末。ディスプレイに向かって手を振れば、画面に触らなくても電話に出ることができる。「G'zOne TYPE-L CAL21」(カシオ計算機製)は、気圧センサーなど5センサーに対応したタフネススマートフォン。Bluetooth 4.0搭載により、カシオ計算機の腕時計G-SHOCKなどとも連携する。

DIGNO S

VEGA

G'zOne TYPE-L

最後に、auオリジナルのスマートフォンとして「HTC J butterfly HTL21」(HTC製)が紹介された。同端末は、超高精細5インチFull-HDディスプレイを搭載するモデル。プロセッサに1.5GHzクアッドコアを採用している。

HTC J butterfly

冬モデル全10機種は、11月2日より順次市場に投入予定。これに加え、さらに来春にはINFOBARの最新モデルが登場予定であるという。そちらにも期待したい

新サービス「ブックパス」が登場

今回、新たなサービスとして「ブックパス」が紹介された。これは月額590円で電子書籍が読み放題になるサービス。コンテンツはコミックや小説、ライトノベル、実用書、雑誌、写真集など多岐に渡る。提供開始は12月上旬を予定している。auスマートパス会員(390円/月)であれば、うたパスとともに2013年3月まで無料で利用できる。田中社長は「これでエンターテイメントのパスがすべて揃った」と胸をはった。

ブックパスは、auスマートパス会員であれば無料、ビデオパスとセットでも月額780円で利用できる(来春3月まで)

auスマートパスの進化。クラウドは50GBまで利用可能になった(写真左)。人気アプリやサービスも続々追加されている(写真右)

ビデオパスでは、新作映画をDVDレンタルと同時に提供していく(写真左)。うたパスにも人気アーティストが続々と参加する(写真右)

発表会では、質疑応答の時間がもうけられ、田中社長が記者団の質問に答えた。冬モデルではWiMAX対応機種の発表がなかったが、との指摘には、今回はau 4G LTE対応モデルを中心に発表させていただいた、と回答するにとどまった。また、au 4G LTEの112.5Mbpsへの対応の時期についても詳細は後日アナウンスするとのこと。Windows Phoneについての見通しは「現実的なところ、秋冬の段階で対応機種を発表するのは困難な状況です」とした。

ソフトバンクの発言が最近強くなってきているが、どう考えているか、との質問には「規模を拡大していくのは、企業にとってとても大事なこと」とした上で、「自分たちがどうするということではなく、お客さまがどう考えているのか、何を望んでいるのかを大事に考えていきたい。(KDDIとしては)そこにリソースを投入していきたい」と回答した。

剛力彩芽さんらがゲストで登場

発表会の最後にトークセッションが行われ、CMキャラクターの剛力彩芽さん、伊勢谷友介さん、井川遥さんが登壇した。11月初旬から、au 4G LTEの高速回線にちなんだ新CMが放映開始される。

トークセッションで登壇した(左から)伊勢谷友介さん、剛力彩芽さん、井川遥さん、田中社長

au 4G LTEの速さにちなみ、壇上ではゲストの面々が「スピードが絡んだ特技」を披露した。剛力彩芽さんは「超高速フリ覚え」。小さい頃からダンスをやっているので、躍りの振り付けはすぐに覚えられるのだという。以前、auスマートバリューのCMでやっていたチアリーダーの振り付けも例外ではなかったそうで、田中社長も剛力さんの躍りのセンスに賛辞を送っていた。

井川遥さんは「超高速犬かき」。エクササイズとしてやっているそうで、平泳ぎと同じくらいのスピードで泳げるという。伊勢谷友介さんは「超高速立ち直り」。悩んでいても先には進めないので、次にどうするかを常に考えるようにしているとのことだった。田中社長は、「超高速早めし」。お昼ごはんも、いつも5分くらいで済ませているという。社長業の忙しさを想起させるエピソードだった。

(記事提供: AndroWire編集部)