最も楽しみにしていたのがデザートタイム。ワゴンで運ばれるデザートは、利用客にも評判が高い。この段階でかなりおなかいっぱいだが、ここはやはり別腹。まず持って来てくれたのは、チーズとフルーツ。かなり大きめにカットされていて、ボリュームがある。続いてはケーキと和菓子。「お好きなだけどうぞ」と言われ、つい欲張って桃色の練りきりとダークチェリーのタルトを選ぶ。その上、「アイスクリームも人気ですのでぜひ」との声に、レッドカラントソースがかかったトロピカルアイスクリームをいただく。最後にチョコレートトリュフも持って来てくれた。
コーヒーは、リクエストすればベトナムコーヒーも飲むことができる。アミューズから約1時間。機上の至福のランチタイムは満載のスイーツで終了した。
ビジネスクラスのシートはほぼフラットな状態にまでリクライニングできる。ちなみに帰路便(VN310)ではマッサージ機能付で、旅の疲れを癒やしてくれた。コーラルピンクのクッションやモスグリーンのスリッパ、赤とグレーのチェックのブランケットの色遣いもかわいらしくベトナムっぽい。
国内線の軽食はおしゃれなオープンサンド
ホーチミン着後、ダナン行きの国内線(エコノミー席)では軽食が出された。チーズとハム、ホタテのマリネがバゲットに乗せられたオープンサンド。ベトナムはパンがおいしいと言われるだけあって、こちらも美味。
ベトナムを縦断する形で旅を終え、ハノイからの帰路は夜行便のため、朝食がサーブされた。オーダーした和食メニューは海老団子のお粥、またはガルーパ(ハタやクエの仲間)の蒸し煮、フルーツ・鰻巻玉子・インゲンとナスの煮物・漬物。洋食はチキンスライスとベトナム風ライス、フルーツ、ヨーグルト フルーツシロップ、パン。希望者にはシリアル&ミルクも。食べ終えると間もなく成田への到着準備に入った。
ベトナム航空のビジネスクラスから感じられたのは、食事もクルーもシートも、ぜいたくなくつろぎ感にあふれていた。飛行機を単なる移動手段ではなく、旅の一部としたい、そんな人にピッタリだ。