デモは、ユーザーの帰宅シーンを想定。まず部屋の電灯を点けるために、スマートフォンから「COCOROBO(ココロボ)」(シャープ製)へ指示を送った。COCOROBOは部屋の中を自由に動き回ることのできるロボット家電。詳細は後述する。

部屋の中を動き回るロボット家電COCOROBOとスマートフォンの連携

次に、部屋のソニー製ワイヤレススピーカーシステム「SRS-BTV5」にスマートフォンをかざすと、スピーカーから音楽が流れだした。これは非接触近距離通信機能NFCを利用したもの。これによりユーザーは、帰宅途中に聞いていた音楽の続きを、部屋のスピーカーで簡単に楽しむことができる。また、パナソニック製スチームオーブンレンジ「NE-R3500」にスマートフォンをかざせば、料理に合わせた最適な温度、調理の時間が設定可能。これもNFC技術によるものだった。

NFC搭載のスマートフォンや、おサイフケータイ対応Android搭載スマートフォンなどをタッチすると電源がONになり、Bluetooth接続が完了する

パナソニックもNFC技術に対応させた「スマート家電」を展開している

ドコモでは「一人ひとりのスマートライフの実現」に向けて、今後もスマートフォンと各家電との連携を促進していく方針だという。

COCOROBOとは

最後に、本稿で触れたシャープのCOCOROBOについて簡単に紹介したい。同製品は6月に販売が開始されたロボット家電。掃除が行えるほか、Wi-Fi対応により外出先から家電製品の電源オン / オフ指示が行える。また、留守中の部屋の撮影、写真の送付などにも対応している。シャープのブースではデモが行われていた。

外出先からでも、部屋の家電をコントロールできるCOCOROBO

部屋の温度が上昇したような場合は、COCOROBOから確認の警告文が送られる(写真左)。ユーザーは外出先からエアコンの電源をオンにできる(写真右)

内蔵カメラで撮影した写真をユーザーに転送することも可能

(記事提供: AndroWire編集部)