シュミット氏に代わり登壇したヒューゴ・バラ氏によると、日本ではこの1年間で、モバイルデバイスの数が3倍に増えているという。また、Google Playでアプリを利用している人の数は、日本が世界で第3位になっているとのこと。ヒューゴ氏は「非常にエキサイティングなことで、感心している」と述べた。
最新OSとなるJelly Beanでは、端末の動作速度が全般的に向上した。またG mail、Google Chrome(標準ブラウザとして搭載)など、Googleの各種サービスとの連携性もよくなっているという。
音声検索も、ユーザーインターフェースを一新。検索結果が表示されるまでの時間も短縮されている。舞台上で行われたデモでは「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」という長くて複雑な地名も、一発でヒットさせた。
新しく始まるサービス「Google now」の紹介も行われた。これはユーザーが必要な情報を検索せずとも、常に天気予報、位置情報や交通渋滞の情報、次の電車がいつ来るのか、リマインダの情報などが表示されるというもの。バラ氏によれば、「使えば使うほど賢くなり便利になるサービス」だという。
Jelly Beanでは音声入力をオフラインでも利用できる。Google Mapに関しては、レビュー、店舗の写真のほか、レストランの店内まで閲覧できるようになっている。
YouTubeも、7インチのNexus 7での閲覧に最適化されている。また、Google Playムービーを利用すれば端末で映画を観ることも可能。データをあらかじめダウンロードさせておけば、オフライン状況下に移動後も視聴できる。「タブレット端末で楽しめる、最高の動画体験がこのNexus 7でできます」とバラ氏は語る。
電子書籍サービス「Google Playブックス」についても紹介があった。これは25日よりサービスが開始されるもの。クラウドベースで管理されるので、環境が代わっても続きが読めるという利点がある。書籍タイトルは日を追って拡充されていく予定だ。
また、プロセッサに1.2GHzのNVIDIA Tegra 3 T30LクアッドコアCPUを搭載する本端末。「ゲームデバイスとしても最高のパフォーマンスを発揮する」と胸をはった。デモでは、注目のゲーム2タイトルが紹介された。
25日から発売が開始されたのは、16GBのモデルとなる。価格は19,800円で、Google Playで注文できる。10月2日からはビックカメラ、ヨドバシカメラ、ベスト電器など全国の家電量販店でも取り扱いを開始する。
このあと、記者団にはタッチ&トライコーナーが開放された。会場には専用ケースや保護シートなどのアクセサリーも展示されていた。
(記事提供: AndroWire編集部)