このイベントのタイミングでのMac新製品はあるのか?

新製品が噂されているのはiOS関連だけではない。このイベントと同時期にMac製品のリニューアルも噂されており、スペシャルイベントの場で発表、あるいはイベントの裏でひっそりとWeb上で販売告知を行う可能性が指摘されている。この時期のアップデートが噂されるのは「MacBook Pro 13インチ」「iMac 21.5インチ/27インチ」の2機種3モデルだ。

MacBook Pro 13インチについては、すでにWWDC 2012のタイミングでIvy Bridge搭載モデルの発表が行われているが、現在噂されているのはそれのRetinaディスプレイモデルだ。詳細は不明だが、15インチ版のMacBook Pro Retinaディスプレイモデルと同様に光学ドライブを廃した1スピンドル(ゼロスピンドル)タイプで、既存のモデルから縦横2倍の4倍解像度を持つRetinaディスプレイが採用されるとみられる。不明なのはGPU搭載の有無で、13インチモデルではIntelプロセッサ内蔵のiGPUがそのまま用いられる可能性がある。

もう1つ話題に上っているMac新製品は、iMacの新製品。過去2回にわたって米国小売店での在庫減少が指摘されており、新モデル登場は間近だとみられている(参考記事1参考記事2)。ただし内容的にはIvy Bridgeプロセッサに換装されるマイナーチェンジにとどまるとみられており、Retinaディスプレイ搭載はないとの見方が有力だ。

"iPad mini"のこのタイミングでの発表はない……との見方が有力

また新製品に関しては、小型の7~8インチクラスのディスプレイを採用した「iPad mini」登場の噂があるが、こちらも動向は不透明だ。ただし、iPad miniが発表されるとしても今回のスペシャルイベントではなく、10月以降になるとの見方が一般的だ

会場の設営準備は着々と進む……

ここまで、9月12日のアップルスペシャルイベントでの発表が噂される、"次期iPhone以外の"新製品・新サービスの噂をまとめてみた。このうちいくつが実際に登場することになるのか、楽しみに待っていたい。発表が確実視されている次期iPhoneについては、前述のとおり「【レポート】アップルスペシャルイベント直前、新製品の噂を総まとめ - 次期iPhone編」で詳しくご紹介している。

なお、スペシャルイベントの会場はすでに設営が進んでおり、キーノートが行われるYBCAのLam Research Theater (旧名: Novellus Theater)には、恒例のAppleマークのデコレーションが出現している。筆者が散歩がてらに見学してきたところ、入り口となる表側の準備はすでに整っており、裏口から機材の搬入が行われている段階だった。9月9日(米国時間)時点で関係者が何人も出入りしており、搬入口付近には何やら木箱が積み上がっている。

シアターへの搬入は裏口から行われる。何やら入り口に荷物が積まれているが、ガードマンがしっかりガードしている

キーノート後にハンズオンが行われるYBCAのメインホールでも準備が進んでいると思われるが、こちらは入り口が完全に閉じていて中をうかがい知ることはできない。日本でのスペシャルイベントと合わせ、発表会の模様や速報は追ってフォローしていく予定だ。

キーノート後のハンズオンが行われるYBCAのメインホール。入り口は鍵がかかっており中をうかがうことはできない