スマートフォンやタブレットの購入を機に無線LANの導入を考えている人や、ルータの設定に自信のない人に検討してほしいのが、バッファローの無線LANルータ「WZR-450HP」だ。インターネットや無線LANの簡単接続機能「AOSS2」が大きな特徴なので、さっそく試してみた。

WZR-450HP

AOSS2は従来のAOSSを発展させた新機能だ。最大のウリは、スマートフォンやタブレットからインターネット回線の設定ができること。付属CD-ROMからPCにソフトウェアをインストールする作業や、英数字の羅列である暗号化キーを間違えないように入力する手間がない。WZR-450HP本体のAOSSボタンを押して、スマートフォンの画面をタップするだけで、インターネット回線の接続設定まで行えてしまう。あらかじめPCを使ったセットアップが不要となり、スマートフォンだけでWi-Fiインターネットを開始できるようになった。この点が、無線LANルータ(親機)と子機の接続設定だけを行っていた従来のAOSSとの大きな違いだ。

スマートフォンといっても、iPhoneやiPod touch、iPadなどのiOS端末、Android OSを搭載したAndroid端末、タブレットなどが含まれているので、利用できる端末はかなり広い。自宅に無線LANを導入する際はもちろん、PCの苦手な両親のために設定してあげるときでも、PCを操作することなく、手元にある端末を使ってササッと作業できるというわけだ。

また、UltrabookやWindows PC、Macから利用する場合でも、AOSS2なら3桁の数字(AOSS2キー)を入力するだけでインターネット回線を設定できる。Ultrabookをはじめ、最近は光学ドライブ非搭載のノートPCが増えているが、WZR-450HPなら心配いらない。今回はこのWZR-450HPを利用して、AOSS2の試用感をレポートしたい。ちなみに、2012年9月5日時点で、AOSS2に対応したバッファローの無線LANルータは、WZR-450HP、WZR-D1100H、WZR-600DHP、WZR-300HPの4機種だ。

本体には3本のアンテナを取り付ける。アンテナは細く長いので、小さい子どものいる家庭は置き場所に注意したい

AOSSボタン。長押しするとフロントにあるアイコンが点滅し、スマートフォンなどから接続できるようになる

有線LAN端子が4ポートとインターネット端子が1ポート、そのほかUSB機器を接続するためのUSB端子を搭載している

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