そして、続いてはGREEとのコラボレーションによって実現した『METAL GEAR』のソーシャルゲーム『METAL GEAR SOCIAL OPS』の発表だ。サービス開始は今年の秋から冬を予定している。
ステージにはGREEの代表取締役社長、田中良和氏が登場。今回のソーシャルゲーム化について田中氏は「25年の歴史を持つ『METAL GEAR』は世界中にファンがいます。KONAMIさんと我々GREEが手を組むことで、さらに何かが生み出されるのではないかと思い、今回相談させていただきました」と経緯を語った。また、小島監督は「スマートフォンは僕らの子供時代からすれば魔法の道具。これを使って『METAL GEAR』を垂直方向ではなくて、水平方向にも広げていくことで、新たな何かが見えてくるのではないか」と、田中氏の横で笑顔を見せた。
その後は『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の紹介コーナーに突入。E3ですでに発表され、プレイアブルデモなどが出展されたタイトルだが、今回は新たな敵やストーリーなどが明らかとなった。また、発売日は2013年2月21日に決定している。
ステージには、KONAMIのクリエイティヴプロデューサー、是角有二氏と、プラチナゲームズのプロデューサー、稲葉敦志氏が登壇。実機によるデモプレイなども行われた。これまで『ベヨネッタ』や『ヴァンキッシュ』などのアクションゲームを手がけてきた稲葉氏だが、新たな『METAL GEAR』については「製作発表時には賛否両論はありましたが、今までのファンだけでなく、新しい遊びを楽しみにしているゲームファンも含めて満足していただける作品を生み出したいと思っています」と語り、さらに「本作では斬る爽快さだけでなく、一撃を受ける重たさもプレイしていただければわかると思います」と単なるアクションゲームではないことを強調している。
そして発表会は終了――と思いきや、最後に大きなサプライズ発表が。小島プロダクションが現在開発中の「FOX ENGINE」がお披露目されたのだ。「FOX ENGINE」は、美麗な表現が難しいとされるオープンワールドの世界も美しく描けるという新たなゲームエンジン。会場では「FOX ENGINE」で制作した『METAL GEAR SOLID GROUND ZERO』のデモムービーや、デモプレイ(今回はPS3/Xbox 360相当のスペックを持つPCによる実機プレイ)も行われ、来場者の度肝を抜いた。
残念ながら撮影はNGであったのだが、ムービーシーンは実写さながら、実機プレイもムービー同様のクオリティであったことは伝えておきたい。また、オープンワールドであるため、広大な世界を自由に動き回り、歩いて目的地へ進むのもよし、発見したジープで移動するもよしと、リアルタイムで状況判断してミッションに挑むことができるようだ。
この作品が次回のナンバリングタイトルになるかは現在のところ不明であるが、最後に小島監督は「そんなに長い時間はお待たせしないと思う」と頼もしい言葉を残してくれた。そのほか、年末に向けて発売される『METAL GEAR』関連商品も発表されたので、気になるアイテムを紹介していこう。
ユニクロ「ヒートテック(T)/ヒートテックタイツ」発売日:12月上旬予定/価格:各1,500円。今回は定番化したTシャツだけでなく、コラボヒートテックも登場。柄はそれぞれ3色用意する |
ユニクロ「フルジップパーカ」発売日:2013年2月上旬予定/価格:2,990円。寒い時期に合わせたコラボパーカーも登場。全部で4色柄を用意 |
『METAL GEAR』誕生から25年。「メタルギアサーガ」と呼ばれるシリーズ正当続編をはじめ、数多くの名作を世に送り出し、新たなプラットフォームと共に進化を続けてきた『METAL GEAR』シリーズ。これからのシリーズの情報もいち早くお届けしていきたい。
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