「DH77/H」は、全体的にハイスペックでよくまとまっているマシンだ。一般的な家庭やオフィスでの需要には十分応えてくれる。富士通らしくユーティリティは比較的初心者向けのものがそろえられているし、各アプリケーションのマニュアルもPDFで添えられている。デスクトップに表示されるランチャーもあり、初心者やあまりPCに詳しくないユーザーでも気軽に使えるつくりとなっている。
そのままの状態では、「3Dゲームを遊びつくしたい」「長時間の動画編集をしたい」といった用途には力不足な面もある。しかし、セパレート型ならではの特長でもあるが、カスタムモデルの選択や自分でパーツを追加することで、そうした負荷の高い作業にも対応できる。
初心者から熟練者まで幅広いニーズを受け止められる、「懐が深い」マシンだ。ハイスペックな本体に、大画面・高解像度のディスプレイがセットになった本機のポテンシャルは高い。ぜひPC購入の選択肢の1つに加えてほしい。
ESPRIMO DH77/H | |
Intel Core i7-3770(3.40GHz) | |
Intel H77 Express | |
PC3-12800 4GB | |
約4TB(2TB×2) SATA HDD | |
BDXL対応Blu-ray Discドライブ | |
Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) | |
24型ワイド スーパーファインVX液晶(1,920×1,200ドット) | |
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN | |
USB 3.0×4、USB 2.0×4(うち1ポートは電源オフUSB充電機能付)、DVI-D×1、D-sub×1、ヘッドホン出力×1、マイク入力×2、ライン入力×1、ライン出力×1 | |
ダイレクト・メモリースロット | |
W89×D353×H341mm(設置台を含まない場合)/約8.2kg(設置台を除く) | |
Windows 7 Home Premium SP1(64bit版) | |
220,000円前後 |