guPixのとはどんなサービスか?
この日の会見のもう一つの目玉は、auスマートパスのラインナップに新たに加わった「guPix」だ。
guPixはPCやタブレット、スマートフォンなど複数のデバイスで写真を共有できるフォトブラウザ。同サービスを提供するリプレックスの直野社長によると、今回auスマートパスと連携したことにより、スマートフォンとタブレット、PC間での写真共有はもちろん、KDDIが提供するオンラインストレージサービス「au Cloud」にバックアップを取ることも簡単にできるようになったという。
このguPix、デバイス間で共有するのは写真のオリジナルデータではなく、100KB程度に圧縮した"プレビュー画像"だ。オリジナルよりは多少画質は劣化するものの、通常サイズでプリントする程度ではオリジナルとの違いはほとんどわからない。直野社長曰く、「ネットで扱うのに取り回しのいいサイズ」なのだとか。ちなみにプレビュー画像はコピーではないので、もしオリジナルを消してしまうとプレビューの方も消えることになる。
また、先日guPixと連携した無線LAN機能付メモリカード「FlashAir」(東芝)を使えば、デジタルカメラで撮影した写真もコピーやアップロードなどの手間を一切かけずに、スマートフォンやタブレットと共有することができる。この手のサービスで気になるのはスマートフォンのバッテリーの消耗率だが、写真撮影時にしか同期を行わないため気になるほどではないとのことだ。
雨宮氏は、auスマートパスのユーザー数について年内に500万人を目指すと述べ、来年以降については「同じペースで増やしていきたい」と堅実な姿勢を見せた。急成長を続けるLINEがキャリアと手を組んだことでどう変わっていくのか、大幅なリニューアルによるSNS化とあわせて引き続き注視していきたい。