7インチクラスのタブレットを2機種提供

ドコモタブレットとしては「GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E」(10~11月発売予定)、「MEDIAS TAB UL N-08D」(9~10月発売予定)の2機種が発売される。

ドコモタブレットとして投入されるGALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E(サムスン電子製)とMEDIAS TAB UL(ウルトラライト)N-08D(NEC製品)

GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01Eは、7.7インチの高精細有機ELディスプレイ(SUPER AMOLED PLUS)を搭載したモデル。カラーはLight Silverを用意している。鮮やかな発色と高解像度の画面で、NOTTVなどのエンターテイメントコンテンツを満足いくまで楽しめる。バッテリーは5,100mAhと大容量で、持ち歩く際も安心して利用できる。

GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01Eのディスプレイと背面の様子

非常に高精細なディスプレイ。厚さは7.9mmと薄い

背面には約810万画素のCMOSカメラを搭載。GALAXYシリーズとしては初めてNOTTVにも対応した

MEDIAS TAB UL N-08D(NEC製)は7インチ WXGA(1,280×800ドット)の液晶を搭載しながら、タブレットとしては世界最軽量クラスの重さ約249gを実現した。薄さは7.9mm。ボディには最新技術のカーボンファイバーを採用している。丸山氏は「すっきりとしたデザイン。女性の方にも手に取ってほしい」とアピールした。

7インチ WXGA液晶を搭載するMEDIAS TAB UL N-08D

背面にはカーボンファイバーを採用している

ディスプレイ上面と下面の様子

丸山氏は最後に「ドコモでは個性あふれる端末ラインアップに加えて、ドコモならではのサービスによりユーザーの皆さんに新たな体験価値を提供していきます。引き続き今後の展開にご期待下さい」と力強い言葉で締めくくった。

アップルとサムスンの訴訟に関しては「特に影響はない」

新モデル説明の後には質疑応答の時間がもうけられ、丸山氏が記者陣の質問に回答した。例年は年末商戦を意識した時期に新機種が発表されているが、今回この時期に発表した意図は何か、との質問には「OSのバージョンアップやデバイスの進化など、スマートフォンになってからタイミングが複雑化したために、発表の場を夏・冬の2回に分けるという形式が難しくなった」と説明。今後は、今回のように出来上がったものから市場に投入していく方針だという。

アメリカにおけるアップルとサムスンの訴訟結果に関して、ドコモに影響はないのか、との質問には「ドコモとしては特に影響はない」との考えを示した。知的財産権については国によって焦点や及ぶ範囲などが異なり、訴訟結果も国により異なる点を指摘。ドコモとしては日本での訴訟がどうなるかについて注視しているという。また、ドコモが提供するする端末はメーカーとドコモの共同開発によるもので、開発のプロセスの中で他者の知的財産を侵害していないか逐一チェックし、必要に応じて対処してきたことを説明。例えばiOS端末で特徴的な、画面の端までスクロールすると少しバウンドするような挙動についての特許(バウンシング特許)についても、知的財産権の侵害にあたらない形で実装していると明かした。

(記事提供: AndroWire編集部)