動画視聴

画面が大きくなって嬉しいことといえば、動画を視聴するときだろう。従来のスマートフォンでも動画を見ることはもちろんできるのだが、やはり画面が小さいことに不満があり、あまり使わなくなっていた。

今回、久しぶりにスマートフォンで動画を見たのだが、うん、やはり5インチサイズは非常に見やすい。画面が大きいので、HQ画質でも物足りないほどだ。そりゃあ欲を言えばもう少し大きい画面でHD画質がいいのだが、それならタブレットを使えという話になってしまうし……。

Xiに対応しているので、スマホでテレビや動画をよく見るという人は今後、オプティマス ビューを候補に入れて機種を検討するといいだろう。「NOTTV」も見ることができる。それにしても、フィーチャーフォンを横にして地デジを見ていた頃に比べると、ずいぶん動画視聴環境も進化したものだ。

地図アプリ

個人的に大画面化でもっとも助かったのが、地図アプリの閲覧だ。

地図を見ながら目的に移動しようとした場合、必然的にピンチ操作で拡大しながら進んでいくことになる。そうしないと細かい路地の形状や建物名が表示されないからだ。

ところが、従来のスマートフォンでは、その画面の小ささ故に拡大すると今度は周辺の様子がよくわからなくなってしまっていた。全体を捉えつつ細かい部分も見たいというニーズに応えるためには、どうしてもある程度の画面の大きさが必要なのだ。

同じ場所のマップを並べて表示してみる

スマートフォンの中でも画面の小さいiPhoneと比べてみると、その差は一目瞭然である。文字の大きさもぜんぜん違うため、見やすさは段違いだ。旅行などで知らない土地に行く場合、特に海外では地図アプリは個人的に必須ツール。タブレットでもいいが、さすがに常時持ち歩くには大きすぎる。そんなとき、5インチというサイズは軽量で使いやすく、重宝しそうだと感じた。

手鏡

最後はちょっと変則的だが、日常生活でよく使う5インチサイズのものを考えていて思いついたので紹介しておこう。

スマートフォンの多くはフロントカメラを搭載しているため、それを利用した擬似的な鏡アプリがたくさんリリースされている。左右反転や輝度の自動調整などが本物の鏡以上に便利なので男性にもオススメしたいのだが、そうした鏡アプリが活きるのも5インチの大画面ならではだ。

というよりも鏡としての機能を完全にオプティマス ビューに任せてしまえば、逆に女性は手鏡をバッグに入れて持ち歩く必要がなくなるのではないだろうか。地図、鏡、手帳、文庫本……オプティマス ビューひとつでこれだけのものが持ち歩き不要になるのだから、少々本体がデカかろうと問題にはならないだろう。

5インチ大画面は誰に向いている?

以上、日常生活で5インチの大画面が役立つシーンを想定して使ってみた。結局のところ、"5インチが活きるかどうかはその人のライフスタイルによる"という当たり前の結論になってしまうのだが、少なくとも今回試してみた使い方のうち、いくつかを普段から実践している人であれば、オプティマス ビューを選ぶ意味は十分にありそうだ。

ただし、すでに述べたように、巨大化の宿命として「片手で操作しにくい」「ポケットに入れにくいので手ぶらで出かけられない」「電話している姿がシュール」といったデメリットもある。

メリット・デメリットが非常にはっきりした機種なので、オプティマス ビューが日常生活のどんな場面で役立つかをしっかり考えた上でチョイスすれば、外すことはないだろう。

(記事提供: AndroWire編集部)