ウェブ閲覧
画面の大きさを活かすといえば、まず思い浮かぶのはウェブの閲覧だ。そもそもスマートフォンはフィーチャーフォンよりも画面が大きく、ウェブの閲覧がしやすかったことが普及のきっかけとなった。ならばオプティマス ビューの大画面をウェブ閲覧に活かすのは、スマートフォンとしてのもっとも正統な使い方といえるのではないだろうか。
ということでブラウザを立ち上げ、マイナビニュースを開いてみた。出てきた画面はスマートフォン向けにデザインされたもの。これ自体はいつも自前のスマートフォンで見ている画面と同じだが、しかしオプティマス ビューの方が圧倒的に見やすいのだ!
当たり前だが、一画面に収まっている情報量が従来のスマートフォンよりも多く、よりタブレットやPCに近い感覚でウェブ閲覧できる。ページ内の余白が広く取られているのも見やすい理由だろう。従来のスマートフォンでは何となく画面が窮屈だという人には、オプティマス ビューがしっくりくるはずだ。
電子書籍閲覧
続いては電子書籍だ。試しに小説を表示させて、手持ちの文庫本と比べてみた。若干文庫本の方が大きいが、ほぼ同じサイズである。文字の大きさもほとんど同じだ。ページおくりの反応も悪くないし、何より4:3という比率がいい。
感覚的にはかなり本物の文庫本を読んでいるのに近いものがある。スマートフォンに限れば、現状の電子書籍リーダーとしてはベストではないだろうか。
さすがに漫画はまだ少し表示が小さい感があるが、それでもピンチ操作による拡大は必要ないレベルだ。これ以上大きいとスマートフォンではなくてタブレットサイズになってしまうし、逆にこれ以上小さいと電子書籍リーダーとして使いにくくなる。その意味では5インチというサイズはかなり考えぬかれたものなんだなと思った。
手書きのノートブック
オプティマス ビューがその大画面と共にプッシュしているのが、手書きに対応した「ノートブック」アプリだ。なんと専用のスタイラスペンまで付属でついてくる。手書きでメモを取れと言わんばかりではないか。たしかに画面が大きい方が手書きはしやすいし、5インチといえば手帳やメモ帳と近いサイズ感である。
さっそくノートブックアプリを起動し、スタイラスペンでお絵かきしてみた。
ザッと描いてみた感じ、手書きに対する画面の反応は非常に良好であった。ペンや指の動きとほぼ同時に線が描かれ、ストレスはまったくない。
むしろ感度がよすぎてちょっと触れたところにまで余計な線が引かれるほどである。慣れないうちは大変かもしれないが、もともとスマホやタブレットで手書きメモをとっていたという人には、この5インチサイズの画面は携帯性・機能性を両立できる画期的な大きさかもしれない。
なお、オプティマス ビューにはこれだけでなく、手書き日本語入力アプリ「7notes with mazec」がプリインストールされている。とことん"書く"というところをアピールしたいようだ。