まず本製品のスペックをざっと解説すると、OSはWindows 7 Home Premium 64ビット SP1、CPUはIntel Core i5-3317U(1.7GHz、ターボブースト時最大2.60GHz)、4GBメモリ(増設不可)、500GB HDDとキャッシュ用の32GB SSDを備え、グラフィックスはCPU内蔵のIntel HD Graphics 4000を採用。

インタフェースは、10Base-T/100Base-TX対応の有線LANと、IEEE802.11b/g/n対応の無線LAN、低消費電力のBluetooth 4.0、USB 3.0ポート×3とHDMI出力端子、そしてSD/SDHC/SDXCカード・メモリースティック対応スロットを利用できる。もちろん130万画素のWebカメラも使用可能だ。

本体左側面にUSB 3.0ポート×2と有線LANポートが配置

本体右側面にUSB 3.0ポート×1とHDMI出力端子、ヘッドフォン・音声入力端子がある

本体前面右側にはSDカード・メモリースティック両対応のスロットと、電源・アクセスランプ等が設けられている

トラックパッドはマルチタッチ・ジェスチャー操作対応

これに、14.4インチで縦横比率21:9(2.33:1)という極端なまでに横長の高輝度LEDバックライト液晶ディスプレイを搭載する。同社では"シアターサイズ"という表現をしているが、多くの映画で採用されているシネマスコープ(シネスコ)サイズは2.35:1とさらに微妙に横長(縦が短め)のため、実際に映画コンテンツを全画面再生したときは、画面の上下にごくわずかながら黒帯が入ることになる。

とにかく横に長いデスクトップ

とはいえ、ほぼ画面一杯に表示される映画の予告編などを視聴してみると、視界を覆うように映像が広がるため、画面への没入感はかなりのもの。キーボードの左右に設けられた「harman/kardon ステレオスピーカー」によるシャープで高品位なサウンドも、映像への没入感をさらに高めているように感じられる。

21:9の映像を見た後で16:9の映像を見ると、左右に大きな黒帯が表示されてしまうことから、ハイビジョンテレビで4:3の映像を見ているのと似たような感覚に陥る。一度21:9を体験してしまうと、多くの人が16:9は物足りなく思ってしまうのではないだろうか。

キーボードの両サイドにある「harman/kardon ステレオスピーカー」が高品位なサウンドを奏でる

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