2012年夏モデルとして東芝がリリースしたdynabookシリーズの中で、異色の存在といえるのが「dynabook R542」だろう。何よりディスプレイの縦横比率が圧倒的に横長になっているのが一番の注目ポイント。
一般的な16:9よりも横長のディスプレイを備える製品としては、3年ほど前にポケットスタイルPCとして発売されたソニーの「VAIO type P」がまだ記憶に新しいところだが、「VAIO type P」の1600×768ドットに対し、「dynabook R542」は1792×768ドットとさらに横長で、本体サイズも2回り以上大きい。
今回はこの変り種Ultrabook「dynabook R542」に触れることができたので、最も特徴的なディスプレイ周りの使用感についてレポートしたい。
■主な仕様 [製品名] dynabook R542/16FS [CPU] Intel Core i5-3317U(1.7GHz) [チップセット] Mobile Intel HM77 Express [メモリ] PC3-12800 4GB(交換不可) [ストレージ] 32GB SSD+500GB SATA HDD [グラフィックス] Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) [ディスプレイ] 14.4型ワイド HD(1,792×768ドット) [サイズ/重量] 約W368.5×D200×H20.8mm/約1.69kg [バッテリタイプ/駆動時間] リチウムイオン/約8.0時間 [OS] Windows 7 Home Premium SP1 64bit版 [店頭想定価格] 140,000円前後
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