彦根市の伝統工芸とのコラボレーションも
今回の工場内部公開にあたり会見に駆けつけた彦根市の獅山向洋市長は、「彦根は、彦根城や彦根仏壇、ひこにゃん、鳥人間コンテンストなどが有名だが、彦根市はモノづくりの集積都市であり、そこから生まれるシェーバーも地場産業のひとつである。私も毎朝、パナソニックのシェーバーを使っている。MADE IN 彦根という名称を使ってもらっていることにも喜んでいる」と挨拶。また、後述の50周年記念モデルで連携した彦根仏壇事業共同組合の宮川孝昭理事長は50周年記念モデルについて、「これは彦根仏壇による歴史的な微細加工技術と、ラムダッシュによる現在の微細加工技術を融合して提供するもの。我々にとっても新しい挑戦になった」と語った。
パナソニックでは9月1日から、5枚刃を搭載した「ラムダッシュ」の新製品として、4機種5モデルを発売する。この新製品にあわせて、「日本でしかつくれないキャンペーン」を実施し、専用ハードケースに彦根仏壇の工部七職の錺金具師(かざりかなぐし)による名入れと蒔絵師による蒔絵を施した特別仕様の製品を200人に限定でプレゼントする。また、50周年モデルとして本体に彦根仏壇の彫金を施したものも用意。このキャンペーンについて「伝統、歴史に培われた技術はすぐには作れるものではない。そうしたものを大切にしていきたい」(パナソニック グローバルコンシューマーマーケティング部門 アプライアンスマーケティングジャパン本部 コミュニケーショングループ 宣伝企画チームの古長亮二氏)とその狙いを語った。