――そんな小倉さんのソロデビュー曲「Raise」が7月18日にリリースされます
小倉「今回の曲は、私も出演させていただいている『カンピオーネ!』というアニメのエンディング曲で、作品のイメージをすごく大事にして作られた曲になっています。『カンピオーネ!』は激しいアクションや勢いのある作品で、それにあわせて、愛する人や仲間を守るために、強い気持ちを持って、強敵に立ち向かっていく……そんな姿を現した曲なので、やはりこれまでの私とはちょっと違った雰囲気になっていると思いますし、そういう意味では、これまでとは違う、新しい自分を見てもらえるんじゃないかなって思います」
――たしかにこれまでとは違うカッコよさを前面に出した曲になっていますが、実際に歌ってみた感想はいかがですか?
小倉「お腹から声を出すイメージで、何かを守るカッコよさや強さを表現しているのですが、やはりこれまでにはなかった表現方法なので、すごく難しかったです。曲の強さに負けないように、自分自身が引っ張っていくという強い気持ちで歌いました。私は何にでも挑戦してみたいほうなので、こういうカッコいい曲もすごく歌ってみたかったんですよ。すごくいい体験をさせていただいたので、自分の中の経験値もすごくアップしたと思います!」
――レコーディングでは、どのあたりで特に苦労しましたか?
小倉「全体のイメージを掴むのがちょっと大変でした。でも、掴んでからは、曲にうまくハマっていると言っていただけましたし、自分でも『あ、これだ!』ってわかってきたところも多く、かなり順調にレコーディングを進めることができました。そんな中でも、Dメロのところはちょっと雰囲気が変わる感じで、強さの中にも優しさや希望が見えるようなイメージだったので、表現の仕方で少し悩んだんですけど、うまく歌えたときはすごく気持ちよかったです」
――「Raise」の中で、小倉さんの好きなパートはどのあたりですか?
小倉「サビに向かう流れがすごく好きで、『答えを決める』のあたりからの勢いの広がり方が歌っていてもすごく気持ちいいんですよ。なので、そのあたりにも注目して、聴いてみてください」
――続いてはカップリング曲の「PON de Fighting!」ですが、「Raise」とはまったく違った感じの曲ですよね
小倉「たぶん続けて聴いたらビックリしますよね。本当に同じ人が歌っているの? みたいな感じで(笑)」
――かなり明るく、楽しい感じの曲になっています
小倉「この曲には、これからの私の気持ちなども入っている曲で、今後いろいろなことで迷ったりすることもあるけれど、そんなときはポケットをポンと叩いて、最初の自分を思い出して頑張ろう、そんな感じの曲になっています。可愛いだけではなく、ちょっと不思議な世界観で、独特の雰囲気を持っている曲なので、そのあたりを大切にしながら、可愛く、楽しく、そしてポップに歌っています。特にサビの部分は、はじけてもいいよって言っていただいたので、PONとかDONDONとかBORNBORNといった英語の歌詞、ここがアクセントになっているんですけど、このあたりを意識しながら、楽しく歌わせていただきました」
――「Raise」とはまったく違った曲になっていますが、最初に聴いたときの印象はいかがでしたか?
小倉「『Raise』がすごくカッコよくてインパクトのある曲だったので、カップリングはちょっと可愛らしい曲になるだろうなって思っていたので、予想的中でした(笑)。実際に歌ってみたら、本当にポップで可愛い曲だったので、この曲では私らしさを全開で出せたらいいなと思いました」
――今回のシングルはまったく違うタイプの2曲が収録されていますが、これからの小倉唯としての方向性はどちらのイメージに近いですか?
小倉「まだデビューしたばかりなので、『自分らしさ』というイメージにとらわれないで、さまざまなチャレンジをしていきたいと思います。今回の『Raise』もそうですが、これまでにあまり歌ってこなかった曲にも積極的に挑戦して、その中から、今後の自分を固めていけたらいいなと思います」