「10sion」というお店をご存じでしょうか。……え? そもそも何て読むのかわからない? ですよねー。
10sionは「テンション」と読みます。今年の5月、渋谷センター街に登場したギャルが接客するカフェ。それが10sionなのです。
一言でいうと、「ギャル版メイドカフェ」とでも言えばしっくりくるでしょうか。秋葉原にメイドカフェがあるように、渋谷にギャルカフェがある。所変わればカフェ変わる、というわけ。
そんな10sionに、ギャル文化に触れたことのない筆者が突撃してきました。いったいどんなお店なのか、体験レポートしていこうと思います。
ザ・ギャルの女の子がお出迎え
恐る恐る10sionに入ると、出迎えてくれたのは二人の女の子。もちろん二人ともザ・ギャルといった雰囲気で、第一印象は「ああ、渋谷にいそう」。……いや、渋谷なんですけどね。
店内はわりとこぢんまりとしていて、内装は思ったよりも落ち着いています。といっても色使いは十分ビビッドなのですが、無駄なものがあまりなくてそれほどギラギラした雰囲気はありません。これは正直、意外。あくまでもカフェということで落ち着ける空間を意識しているのでしょうか。
そわそわしながらカウンター席に着くと、スタッフの女の子から「うち、敬語禁止だから」と衝撃の一言が。そう、10sion最大の特徴が、この「敬語禁止」ルール。今までいろいろなお店を取材してきましたが、敬語禁止というお店はありませんでした。さすがギャル。100%異文化です。思わず「わかりました」と返事して笑われました。