背面にはmicro SDメモリーカードスロットも備えており、最大で32GBまでのmicro SDHCカードに対応する。micro SDカードに入っている画像や資料などのファイルを、ノートパソコン(最大5台)で手軽に共有することが可能だ。

背面のカバーはスライドさせれば簡単に開けることができる。背面のカバーを開けた場所にはmicro SDメモリーカードスロットも搭載している

背面のスロットに挿入したmicro SDメモリーカード内のファイルは、同じネットワーク上にある複数のPCで共有することができる

ちなみにau Online Shopでは電池パック(2,205円)や、本製品をWi-Fiアクセスポイントとして使える「DATA08Wドック」(3,150円)などのオプション品が販売されている。DATA08Wドックは家庭のブロードバンドルーターとLANケーブルで接続して使用できる製品で、Wi-Fi WALKER DATA08Wを充電しつつインターネット通信を楽しめる。

契約はau Online ShopやUQ WiMAXオンラインショップなどで行うことができる。UQ WiMAXオンラインショップでは、WiMAX Speed Wi-Fi(WiMAX+au)専用の料金プラン「UQ Flat プラス」が用意されている。2年の継続利用が条件の「UQ Flatプラスおトク割キャンペーン」を適用した場合、月額4,410円で利用できる(別途プロバイダ契約が必要)。なお、3G通信による通信量が5GBを超えた月は、同月末まで3G通信を利用した通信速度が制限される(2012年9月までは、5GBを超過しても本制限は適用されない)。

実際に使ってみた

個人的にネットラジオが大好きで、移動中はよくスマートフォンのアプリ「TuneIn Radio」などで海外の音楽番組を聞いている。ラジオ放送は、切れ間なく楽しみたいもの。WiMAX/3Gモードを使えば、WiMAXとauの両エリアに対応するため、「通信可能なエリア」を意識せずに使用できる。

ちなみに3G通信であっても簡単なブラウジングやメールチェック、Twitterの閲覧・投稿ならネットラジオを聴きながらでもストレスなく行うことができた。実際に先日、取材のため外出した際にネットラジオを聴き続けてみたが、JRおよび私鉄で移動中にラジオの放送が中断することは一度もなかった。

本製品なら、エリアや利用用途によってWiMAX/3Gを意図的に切り替えて使うことができる

喫茶店など外出先でPCやスマートフォンなど複数のデバイスをネットにつなげたり、ストリーミング動画を楽しんだりしたいときは、高速通信のWiMAXモードに切り替えると良い。また、帰宅後はDATA08Wドックに接続して、充電しつつインターネットを楽しむことをオススメする。ドックを使用することで、自宅のブロードバンド回線に接続することができる上、翌日、満充電の状態で外に持ち出すことが可能だからだ。

今回Wi-Fi WALKER DATA08Wを実際に使ってみて、1台3役のパフォーマンスの高さを強く感じた。「ストレスなくモバイルWi-Fiルーターで通信したい」という人には、ぜひ本製品をチェックしていただきたい。