新たに加わる機能「ホーム」「タイムライン」

こうしたLINEのプラットフォーム化に伴って、これまでトークのみだった友人とのコミュニケーション機能にも大幅な変更が行われる。

ここからは、新たに追加される「ホーム」「タイムライン」機能について解説していこう。

こちらが新たに追加される機能

「ホーム」は、LINE上に生まれた自分専用のパーソナルログ。テキストや写真、動画、位置情報などを使って自分の近況をアップデートできるマイページだ。友人のホーム画面を参照して、投稿内容に対してコメントしたり、スタンプを用いたコミュニケーションを行うこともできる。

「タイムライン」は、LINEでつながっている友人の近況がリアルタイムにわかるページ。こちらも投稿内容に対してコメントしたり、スタンプで感情を伝えることができる。ホームとタイムラインは連動しており、ホームで近況をアップするとタイムラインにも反映される。

取締役・出澤氏

また、「LINE Channel」で連携アプリを利用した活動履歴なども、ホームやタイムライン上で通知・共有されるようになる。これについては公開・非公開を選べるので、見せたくない活動は非公開にすればOKだ。

カンファレンスでのサプライズでKDDIと業務提携

そして、今回のカンファレンスで最大のサプライズ発表となったのが、NHN JapanとKDDIの業務提携だ。LINEは今後、KDDIが運営するスマートフォン向け事業「au スマートパス」と連携し、同サービス限定バージョンの「LINE for au スマートパス」を提供していくという。限定バージョンのLINEについては、会員特典としてオリジナルキャラクターを用いた限定スタンプを無償で提供するほか、au スマートパスに関係する最新情報の配信などを予定している。

左はNHN Japan森川社長、右はKDDI代表取締役執行役員専務高橋誠氏]

リリースからわずか1年で、4,500万人ものユーザーを抱える一大プラットフォームへと成長したLINE。今回の路線変更で一気にポータル化とSNS化が進んだことになるが、この道の先にはFacebookという強敵が立ちはだかっている。

また、急激な機能強化に対するユーザーの反応も気になるところだ。ひとまずは近日公開が予定されているLINE新バージョンのリリースを待ちたいと思う。

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