AM3+に待望の45W版CPUが登場
Opteronは本来サーバー向けのCPUであるが、自作PCユーザー向けに、「3260 HE」と「3250 HE」の2モデルがリテールパッケージとして登場。TDP 45Wという省電力版で、ソケットはFXシリーズと同じAM3+。BIOSアップデートが必要となる可能性はあるものの、既存のマザーボードが利用できる。価格はそれぞれ、11,500円~13,000円前後と10,000円前後と安価だ。
FXシリーズはコストパフォーマンスの高さが魅力であるが、4/6/8コアのいずれも、TDPは125W/95Wのモデルしかラインナップされておらず、省電力版のモデルがなかった。そのため、すでにTDP 65WのOpteron 3280 HE(8コア/2.4GHz)も発売されていたのだが、3260/3250はさらなる省電力版ということで、AMDユーザーの注目を集めそうだ。
コア数はどちらも4個で、動作クロックは3260が2.7GHz、3250が2.5GHz。L2キャッシュとL3キャッシュは4MBだ。
ASUSからもThunderbolt搭載マザー
ASUSの「P8Z77-V PREMIUM」は、その名称の通り、プレミアム仕様の豪華版マザーボード。基本的な仕様は「P8Z77-V DELUXE」に準じているが、PREMIUMではさらに、バックパネルのThunderboltポートやmSATA接続の32GB SSDなどの機能が追加されている。値段はもちろん、46,000円前後というプレミア価格。
Z77チップセットを搭載するLGA1155向けのATXマザーボード。トリプルデジタル電源回路「SMART DIGI+ Power Control」(16+4+2フェーズ)を備え、オーバークロック時の安定性が向上。拡張スロットはPCI Express x16が4本用意されており、x8/x8/x8/x8の4-way SLI/CrossFireX をサポートする。
大きな特徴は、ストレージやディスプレイなどを接続できるThunderboltポートを搭載したこと。Thunderbolt搭載マザーボードはすでにIntel製が店頭に出ていたが、ASUS製の発売はこれが初めて。また、mSATA接続の32GB SSDカードも搭載。HDDと組み合わせて、Smart Response Technology(SRT)およびRapid Start Technology(RST)が利用できる。