そのほか「Ultimate版」には、マップウォーキングプラグイン「proDAD RotoPen」や、プロフェッショナルエフェクト「proDAD VitaScene」などのプラグインが新たに追加された。
「proDAD RotoPen」プラグインでは、地図などをフリーハンドでなぞり、その軌跡上にオブジェクトを移動させる演出が行える。オブジェクトは車や飛行機、人などを自由に設定できるほか、オリジナルの画像も利用できる。やはり「proDAD RotoPen」が活躍するのは、飛行機や車で移動する際の演出だろう。また、「羽ペン」のオブジェを手描き文字でオープニングを彩るのも面白いかもしれない。
一方、「proDAD VitaScene」は、ビデオフィルタとトランジションの2種類を搭載し、手軽に効果を適用できるプラグイン。豊富なプリセットを用意するほか、パラメータのカスタマイズや、作成したエフェクトをプリセットに登録することも可能。用意された70種のエフェクトと、80種のトランジションを試していくだけでも楽しく作業が行える。飽きのこない編集作業も、VideoStudioの魅力だ。
もちろん、凝ったタイトルアニメーションなどを作成できる「Boris Graffiti」や、数クリックで本格的な手ぶれ補正をかけてくれる「proDAD Mercalli SE」といったプラグインも健在だ。また、NewBlueビデオフィルタは10カテゴリ、83種類も追加されている。
VideoStudioシリーズは、豊富なテンプレートを無償で追加ダウンロードできるのも大きな魅力だ。テンプレートは日々追加されているので、「ヘルプおよび製品情報」を確認することことで入手できる。6月30日まで「ウェディング テンプレート特集」と称し、結婚式や二次会などのビデオ作成に最適なテンプレートをダウンロードできる。
HTML5のサポートにより、さらなる進化を遂げた「Corel VideoStudio Pro X5」。パッケージ版には、画像や解説が満載の「スタートアップガイド」も同梱されているので、これからビデオ編集に挑戦したいという人にも最適な1本である。