今回のイベントでは家族で参加されたブロガーさんも多かったが、女の子のモデルも参加。終始かわいく華やかな笑顔で多くのシャッターチャンスを提供してくれた。

まずはポートレート撮影の練習から。周囲にカシャカシャカシャと軽快な連続シャッター音が響く中、筆者もカメラの電源をオン。…あッ、早い! ZR20も起動が早かったが、ZR300はさらに早く感じる。これなら、待機ストレスをまったく感じることなく撮影体勢を取れる。

一般的なコンパクトデジカメでのオート撮影。逆光なので、人物が暗くなってしまう

ZR300のプレミアムオートPROで撮影。その差は歴然!

撮影モードを「プレミアムオート PRO」に合わせて、連続してシャッターを切ってみた。快速シャッターはやはり快適。シャッターを切った瞬間、モデルの女の子が目をつむってしまい、慌てて再度レリーズボタンを押しても、即応してシャッターが切れる。メモリカードへの書き込みや現像などの処理待ちでシャッターが切れなくなり、そのせいで最高のシャッターチャンスを逃した…、という経験がある人も多いだろう。そんな人はぜひ、店頭でZR300のサクサク感に触れてみてほしい。

「プレミアムオート PRO」はレリーズボタンを押すだけの、いわゆるフルオート撮影モードだ。ただし、プリセットされたシーンモードから最適なものを自動選択するだけの、ありきたりなオートとはワケが違う。被写体はもとより、背景も含め、人物の認識、逆光、風景の構成要素(空や木々など)、夜景など考えうる撮影環境の条件を一瞬のうちに解析し、それぞれに最適な画像処理を部分ごとに適用してくれる。

人物認識も速い! こんな逆光でもピピッ!と認識

ふと目に入ったシーンも、ZR300ならさっと取り出してサクサク、キレイに撮れる

さらに、被写体までの距離を判定して、至近距離ならマクロモード、手ブレしやすい望遠なら高速連写と画像合成による手ブレ補正技術「ハイスピード手ブレ補正」へと自動的に移行。そのうえHDR処理(明部と暗部を人間の視覚に近付ける)や肌のメイクアップまで施してくれるという、まるでカメラの中に専属の映像技術者がいるような機能なのだ。その効果は、以下の写真の通り。晴天下の屋外は顔に影が落ちやすくなり、人物を撮るのにはあまり向いていないシチュエーションだとよく言われるが、プレミアムオート PROなら、まったく気にすることはないといえる。

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