ヘルシンキ・ヴァンター空港の設計

ヘルシンキ・ヴァンター空港での乗り継ぎがスムーズな点も、便利さを実感できた理由の1つだ。同じターミナルで乗り継ぎができ、すべてのゲートが1本の直線上に置かれ、移動距離が短くて済むように設計されている。例えば土曜出発の場合、成田便は午後3時15分にヘルシンキに到着し、16時発のドブロブニク便に日本便に接続できる。トランジットはわずか45分。驚きの便利だ。

動線の分かりやすいヴァンター空港。トランジットスペースにはショップやカフェもあり、「イッタラ」や「マリメッコ」などフィンランドのお土産も買える

フィンエアーの「Via Lounge」。スタイリッシュな北欧家具「Isku Interior」社がデザイン。1000平方メートルの広さがあり、無料のインターネット、シャワールームなども完備。ワインやドリンク、軽食などミールも充実し、オリジナルスープは楽しみの1つ

「家にいるときのように寛げるように」とのコンセプトの「almost@home」ラウンジも

帰国便は、例えば現地水曜発はヘルシンキで2時間15分の乗り継ぎ時間があったが、空港のショップでフィンランドのおみやげ品を買うのにちょうどいい待ち時間だった。そしてこの待ち時間を含めても所要時間はトータルで14時間しかかからなかった。

空港では日本人スタッフがサポートするなど、きめ細かいサービスもあり、便利な上に、ホスピタリティも好感が持てるフライトだった。

機内食の一例。前菜は「地中海風アンティパスト」と「さつまいものポタージュスープ」、メインは「シーバスのフライ レモンバターとフェンネルのシチュー添え」(ビジネスクラスにて撮影)

機内食のデザート一例「カプチーノとキャラメルペストリー」(ビジネスクラスにて撮影)