なんとクワッドコアのPico-ITXマザー

x86ベースのマザーボードでは、Mini-ITXの「EPIA-M920」、Pico-ITXの「EPIA-P910」に注目。両モデルとも、CPUはクワッドコアの「QuadCore E」(1.2GHz/18W)を搭載するもので、新チップセット「VX11」と組み合わされている。

「EPIA-P910」の動作デモ。クワッドコアCPUだが、ヒートシンクはぬるい

基板上に見えるのはデュアルコアのNano X2だが、デモ機ではクワッドコア

こちらはMini-ITXの「EPIA-M920」

QuadCore Eは、2ダイで4コアを実現している

省電力プラットフォームでは、CPU側の性能もさることながら、キーポイントになるのはチップセット側の機能だ。同社の場合、内蔵グラフィックスがDirectX 9世代であったことがネックとなっていたが、VX11には初めてDirectX 11世代の「Chrome 645/640」を内蔵。またUSB3.0コントローラも統合しており、Pico-ITXでもUSB3.0ポートが装備された。

EPIA-P910のバックパネルには、HDMI、VGA、USB3.0×2、LANが装備

EPIA-P910の出荷時期は、同社マーケティング担当者によれば「今年第3四半期」の予定。一方EPIA-M920については、まもなく出荷が開始される見込みとのことだ。

ブースでは、同社Mini-ITXマザーを使った3Dプリンタのデモも行われていた

市販の予定はないそうだが、このようなオブジェクトを40分くらいで作れるとか

USB3.0の光ケーブルも展示。最大100mまで通信可能なので、2~3軒先でも余裕だ

コネクタ部分に電気・光の変換チップを搭載しているとのこと。価格も安いという