除湿機能搭載の最上位Z77マザー
ASRockの「Z77 Extreme9」は、Z77チップセットを搭載するハイエンドマザーボード。PCI Express 3.0用のブリッジチップであるPLX製の「PEX 8747」をオンボード搭載しており、PCI Express 3.0 x16を5スロット用意、x8/x8/x8/x8モードでの4-Way CrossFireX/SLIに対応する。価格は40,000円前後。
ハイエンドモデルらしく機能も豪華装備。まずUSB3.0は、バックパネルに8ポートも用意。基板上のMini PCI Expressスロットには無線モジュールを搭載しており、無線LAN(802.11a/b/g/n)+Bluetooth 4.0に対応する。また付属フロントパネル「Wi-SB Box」には、このアンテナと、USB3.0×2ポート、SSD用のラックが内蔵されている。
面白い機能としては、「Dehumidifier Function(除湿機能)」も用意。旅行などで長期間留守にしたとき、PCのブートに失敗するのは、同社によれば、湿度が原因と考えられるという。この機能はPCがスリープ状態のとき、定期的にCPUクーラーを動作させることで、ケース内を換気、湿度を下げるのだとか。
第2世代の水冷、その名も「Water 2.0」
Thermaltakeからは、メンテナンスフリーの簡易水冷が3モデル登場。同社は水冷キットでは老舗と言えるが、簡易水冷タイプでは出遅れ、昨年夏に初めて「Bigwater A80」を発売していた。新製品はこの後継となるものだが、デュアルファンの強力なラジエータを搭載しており、「簡易水冷としては最強」との声も出ている。
最上位モデルの「Water 2.0 Extreme」は、12cmファン×2個を並べて搭載する大型ラジエータを採用。TDPは270Wに対応しており、同社のテストによれば、リテールCPUクーラーに比べ、温度が20℃低下したという。このモデルのみ基板上のUSBヘッダに接続するコネクタを備えており、PC上からファン回転数の調整や冷却液温度のモニターなどが可能。
「Water 2.0 Pro」と「同 Performer」は、ともに12cmファンを両サイドに搭載するタイプのラジエータを採用。ただ両者の違いは厚さで、上位モデルのProには、厚さ49mmの極厚ラジエータが使われている。TDPは、Proが250W、Performerが230Wに対応する。
3モデルの違いはラジエータのみで、CPUヘッドや冷却ファンは同じ。価格はそれぞれ、12,000円~13,000円前後、9,000円前後、7,000円前後となっている。