6月は梅雨の季節。せっかくデートの約束をしても、雨が降ると行き先にも困るし、テンションも落ちてしまいがち。そんなときには劇場で映画を観るのがいちばん! ふたりの仲を近づけるきっかけにもなるし、梅雨時のジメジメを吹き飛ばすこともできて一挙両得。うれしいことに、本格的なサマーシーズンを控えた6月は、人気漫画の映画化作品から世界中で大ヒットした超大作のリブート作まで、話題作が盛りだくさん。そこで、今回は注目の作品を中心に6月公開の映画をまるっとご紹介しよう。映画デートの参考にしてほしい。

感動作からアクション大作まで多彩な映画が公開!

 まず月初めの1日(金)に公開されるのが、映画『トワイライト』シリーズのジェイコブ役で世界的にブレイクしたテイラー・ロートナー主演作『ミッシング ID』。ごく普通の高校生のネイサンは、授業の課題で児童誘拐事件について調べるうちに、自分の隠された過去にたどりつく。だが、それは悲劇の始まりでしかなかった……。日本でも大ヒットした『ボーン・アイデンティティー』シリーズの製作陣によるサスペンスアクションで、テイラー・ロートナーのワイルドな魅力を満喫することができるのも見どころのひとつ。男女ともに楽しめる作品だ。

 同じく1日に公開されるのが、今ハリウッドで最高にノッてる若手スター、チャニング・テイタムとレイチェル・マクアダムスが共演した実話ベースの感動作『君への誓い』。交通事故で記憶を失った妻と、その新婚の夫が織りなすラブストーリーで、一足先に公開されたアメリカでは1億ドルを超す大ヒットを記録。デートムービーにも最適だ。あなたなら、彼女に何を誓う?

 翌2日(土)に初日を迎えるのが、NHKの人気サスペンスドラマの劇場版『外事警察 その男に騙されるな』。警視庁公安部外事課の実態を国際派キャストで描いた作品で、主演の渡部篤郎の存在感や、二転三転するストーリー展開など見どころはたくさん。テレビ版を観ていないカップルでも十分に楽しむことができるはず。

 同じく2日(土)には、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカ主演『ジェーン・エア』と、ロシア映画界の巨匠アレクサンドル・ソクーロフ監督によるヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞作『ファウスト』が公開される。また、CLAMPとProduction I.Gのコラボ作『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』、サラ・ジェシカ・パーカーがキャリアウーマンを演じるコメディ『ケイト・レディが完璧な理由』、エミリオ・エステベスが実の父親のマーティン・シーンとタッグを組んだ感動ドラマ『星の旅人たち』などの注目作も登場する。

 8日(金)には、『あの頃ペニー・レインと』や『エリザベスタウン』などのキャメロン・クロウ監督がマット・デイモンと組んだ『幸せへのキセキ』が公開。最愛の妻を亡くした主人公が廃園寸前の動物園の再建とともに、自らも再生を果たしていく感動作だ。ぜひ、お互いの関係を深めたい大切な人と一緒に観てほしい。

 翌9日(土)には、干物女という言葉をはやらせた『ホタルノヒカリ』の劇場版が登場。ドラマ版と同じく主演は綾瀬はるかが演じているほか、松雪泰子や手越祐也も出演している。自分の彼女が干物女だったら……。そんな想像をしながら観るのもありかも!?

 このほか、サメに片腕を奪われた女性サーファーを描いた実話ベースの『ソウル・サーファー』、壊滅後のニューヨークを舞台にしたシチュエーション・スリラー『ディヴァイド』、関口尚の同名小説を映画化した『シグナル 月曜日のルカ』、吉沢悠と韓国のペ・スビンが共演する高橋伴明監督作『道 白磁の人』、憧れの彼氏を拉致監禁するオーストラリア製ホラー映画『ラブド・ワンズ』なども9日に公開される。次ページではシャーリーズ・セロン主演の『スノーホワイト』や妻夫木聡と武井咲のダブル主演が話題の『愛と誠』など6月中旬の公開映画をご紹介する。

画像は『外事警察 その男に騙されるな』(C)2012「外事警察」製作委員会