深夜販売イベントには"改造バカ"も

既報のように、Ivy Bridgeでは多くのショップが深夜販売を実施。秋葉原は久しぶりのお祭り状態となった。そんな中、ドスパラ秋葉原本店では、深夜販売イベントを開催。"改造バカ"で知られるライターの高橋敏也氏がIvy Bridgeのポイントについて解説した。

自作PCファンにはお馴染み、高橋敏也氏。相方は声優の白石稔氏がつとめた

Ivy Bridgeは、微細化された22nmプロセスで製造される新世代プロセッサ。3次元トライゲート・トランジスタを初めて採用し、高性能や省電力を実現している。

高橋氏は「久しぶりに革新的なCPUが発売された。本当にすごい」と賞賛。ただ、まだExtreme Editionが出ていないこともあり、「性能については、まだこれから」とし、「もし友達から性能について聞かれたら話をそらせて欲しい」と言って聴衆を笑わせた。

Ivy Bridgeの特徴ですよ奥さん

グラフィックスの強化もポイント

ちなみに、高橋氏のオススメCPUは、ラインナップの中でも倍率可変のi7-3770Kとi5-3570Kだという。i7-3770Kは今回の最上位モデルで分かりやすいが、i5-3570Kについては「グラフィックスがHD 4000なのはこのモデルまでで、これより下はHD 2500になる。コストパフォーマンスを考えると悪くない」とのことだ。

高橋氏イチオシのCPUは「K」の倍率可変モデル(赤)。45Wの「T」にも注目(青)

グラフィックスの機能で「個人的に一番注目」しているのは3画面出力とのこと

なお、Ivy Bridge対応の新チップセットを搭載するマザーボードはすでに大量に発売中。どれにしようか迷うほどだが、選び方については「ハイエンドユーザーはZ77で決まり。。オーバークロックは関係ないが一般よりもちょっと良い構成ならH77」とアドバイス。またB75については「コンシューマにはあまり流れないとも言われているが、PCIをサポートしているのはB75だけ。結構出てくると思う」と予想した。

そして最後に、イチオシの構成については、「Z77搭載マザーボードで倍率可変のi7-3770K」と断言。「i7-3770Kの動作クロックは3.50GHz/3.90GHzだが、とりあえず定格4GHzで動かそう。もちろん保証はできないが、大抵は動く」とオーバークロックを勧めた。

4GHzへのオーバークロックを勧めた高橋氏(もちろんこれは自己責任で)

白石さんへのオススメの構成はこちら。「あえて一番上を狙わない構成」とか