本構成で行ったベンチマークは、以下のようになった。Windowsエクスペリエンスインデックスの結果は全体的に非常に高く、全項目が7点以上になった。SSD搭載モデルであるため「CrystalDiskMark 3.0.1」も実施してみた。

■Windowsエクスペリエンス インデックス
プロセッサ 7.6
メモリ 7.8
グラフィックス 7.3
ゲーム用グラフィックス 7.3
プライマリハードディスク 7.6

CrystalDiskMark 3.0.1の結果

今回の構成では、Intel Core i5-3570K(3.4GHz)を搭載している。型番に「K」がつくモデルは、対応チップセットとマザーボードと組み合わせることによって、オーバークロックを行うことができる。BTOモデルの選択肢にはIntel Core i5-3570K(3.40GHz)、Intel Core i7-3770K(3.50GHz)の2種類のK型番モデルが用意されており、さらに店頭モデルにもIntel Core i7-3770K(3.50GHz)が採用されている。

もちろん、オーバークロックはあくまでもメーカー保証の対象外となる利用方法だ。推奨されているわけではないし、あくまでも自己責任の範囲で行うのがいいだろう。

今回は、比較的軽めの設定でオーバークロックの雰囲気だけ紹介しておこう。オーバークロックの設定は標準のBIOS上から行うことができる。オーバークロックの設定を有効にし、動作倍率を設定するだけで完了だ。

問題は動作倍率をどう設定するのかという部分だが、標準で36~38に設定されていたものを、すべて40にしてみた。以下が「3DMARK 11」と「PCMARK 7」を標準状態とオーバークロック状態の両方で実施した結果だ。「3DMARK 11」はグラフィックス機能を重視するものであるためそれほど違いは出ていないが「Processor clock」という部分ではっきり違いが出ていることがわかるはずだ。

■3DMARK 11

標準設定

オーバークロック設定
■PCMARK 7

標準設定

オーバークロック設定

さらに詳細な設定のできるツールを使い、限界をつきつめれば相当な能力を引き出せる。当然リスクも発生するが、それでもハイスペックを追い求めたいと考えるならば、やりがいのあるチャレンジになるだろう。

オーバークロック設定はBIOSから行える。標準状態はコアごとに36~38倍の設定になっていた

今回は比較的軽めの設定にて各コアに40倍の動作設定を行った
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