HP Pavilion Desktop h8-1290jp/CTで採用しているミドルタワーケースの筐体は、従来製品と共通のものだが、あらためてその外観から確認しておこう。全体的にマットな仕上がりのボディに光沢素材を用いたフロントパネルが、独特の雰囲気を醸しだしている。電源をオンにすると、フロント中央部が赤く光り、一層存在感を増す。

左右のサイドパネルには、それぞれメッシュ状の吸気口が設けられている。フロント部に設けられたスリットと合わせて、フロントとサイドから吸気を行い、リア側で排気をするというエアフローになっている。

左右のサイドパネルにはメッシュ型の吸気口が設けられている

そのほか、リアだけではなく、フロント部周辺に設けられた各種インタフェースにも注目したい。フロントパネルの下部にあるカバーを上に上げると、中にカードスロットやUSB 2.0ポートが格納されている。ケース上部のフロント側には、USB 3.0ポートとオーディオポートが設置されている。普段よく利用するインタフェースが集められているので、使いやすい構造となっている。

フロントのカバーを開けると、USB 2.0ポート×4と各種メディアカードスロットが格納されている

背面にはUSB 2.0ポート×4、USB 3.0ポート×2、光出力端子×1、LANポート×1、各種オーディオポートがある。グラフィックスカードにはDVIポート×2とHDMIポートが用意されている(NVIDIA GeForce GTX550Ti選択時)

ケース上部にポートがあると、ケーブルや小さめの周辺機器置いておくにも便利だ。特に中央のくぼんだ部分があることで、まとまった状態でおいて置けるので、ケーブルなどをなくす心配も減る。また、ケース上部のポートはほかのポートと干渉しにくく、ケーブルの着脱が簡単で使いやすい。

ケース上面にUSB 3.0ポート×2とオーディオポートが取り付けられている

中央部のくぼんだ作りで、物を置いた時に安定する

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